HOME > レビュー > デノンのUSB-DAC「DA-300USB」×iPhoneでハイレゾ再生を試す

スマホ/タブレットと組み合わせてハイレゾ再生

デノンのUSB-DAC「DA-300USB」×iPhoneでハイレゾ再生を試す

公開日 2014/02/20 11:31 高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
デノン初となる単体USB-DAC「DA-300USB」がついに明日2月21日より発売となる。前回のレビューでは、本機の基本概要やUSB-DACとしての音質を検証した。今回は引き続き高橋敦が、スマホやタブレットと接続してのハイレゾ再生など、DA-300USBの一歩踏み込んだ使いこなしにチャレンジした。

DENON「DA-300USB」 60,375円(税込)

■スマホやタブレットと接続してのハイレゾ再生を試す

デノン初のUSB-DAC単体機として注目を集める「DA-300USB」。その基本概要や音質については、こちらの記事でレポートした。今回は、DA-300USBがパソコン以外の再生アイテムとの組み合わせでも活躍してくれることを紹介していきたいと思う。

まずはスマートフォンだ。スマートフォンのアクセサリー&充電端子とDA-300USBのUSB端子を接続することで、PCとのUSB接続時と同じようにDA-300USBでハイレゾも含めた再生が可能となる場合がある。

パソコンとUSB接続して試聴したところ

今回はスマートフォンやタブレットとの接続を検証した

「場合がある」という言い方になるのは、この利用方法は、基本的にはメーカーが正式にサポートするものではなく、全てのスマートフォンで動作するものでもないからだ。今回は、保証はできないものの、テスト時には動作を確認できた組み合わせについてレポートしていく。

■iPhoneからの5.6MHz DSD & 192kHz/24bit PCM再生に成功!

iPhone等のiOSデバイスの場合、まずシステムはiOS 7以降のバージョンの導入が条件となる。そして、iOSデバイスとDA-300USBはUSBケーブルで直結できない。両者の間に、iOSデバイスがLightning端子搭載モデルならLightning - USBカメラアダプタを、Dock端子搭載モデルならiPad Camera Connection Kitを挟む。

あとハイレゾ再生のためには、「ONKYO HF Player」などのハイレゾ対応再生アプリの導入も必要だ。上記のように接続を行えば、他に設定は特に必要ない。192kHz/24bit PCMはもちろん、5.6MHz DSD再生までさらりと再生できた。

5.6MHz DSDを再生しているところ。本体表示からも再生できていることが確認できる

Lightning - USBカメラアダプタ

前回のレポートでは、MacBook Air + 再生ソフト「Audirvana Plus」→「DA-300USB」→「プリメインアンプ」→「スピーカー」のシステムで視聴を行った。今回はこの前半部分を「iPhone 5」+「HF Player」に入れ替えて音質の変化をチェックした。

サウンドの基本的な素養に大きな変化はない。ほどよく低重心で厚みがあり、荒さは抑えて整えられた綺麗な音調だ。ゴツゴツだとかガチンだとかそういう硬質な迫力は控えめで、柔軟性の光る表現傾向も特徴である。

しかし、この傾向を共通の基調とした上で変化した部分もある。音色の艶っぽさや滑らかさ、全体の湿度感は、こちらの方がより際立つ印象だ。音色の美しさという強みをさらに強める。

低音楽器のややソフトタッチな方向性が少し強まる点については、リズムのキレが弱まる感じる方もいるだろう。しかしゴツゴツした表現が苦手な方にとっては、むしろ好ましいかもしれない。

HF PlayerからDSD音源をDoP再生

DSD再生を行う場合は、DoPにチェックを入れておく

さて、他の取材経験からの推測だが、これらの変化の特に音色の艶等の部分は、HF Playerの個性が反映されたものと思われる。つまり本機は上流側再生機器(この場合は特にアプリ)の持ち味にも鋭敏に反応し、それを反映させてくれるわけだ。

次ページAndroidタブレットからのハイレゾ再生にも挑戦

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック: