内蔵アンプも「S-Master HX」に進化

【レビュー】ハイレゾウォークマン「F880」の音質を検証 − 「PHA-2」デジタル接続も試す

山本敦

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2013年09月25日
ソニーからハイレゾ対応の“ウォークマン”「F880シリーズ」が発売される。最大192kHz/24bitのWAV/AIFF/FLAC/ALACファイルの再生に対応したほか、新たにハイレゾ対応に生まれ変わったデジタルアンプ「S-Master HX」を内蔵している点が注目だ。さらに同時期に発売されるソニーのポタアン最新機種「PHA-2(関連ニュース)」との組み合わせでは、デジタル接続によるハイレゾ再生までが可能になった。今回はウォークマン単体での音質インプレッションに加えて、ポタアンPHA-2と組み合わせたデジタル接続による音質も報告しよう。

ハイレゾ対応ウォークマン「F880」。今回はヘッドホン「MDR-1R」と組み合わせて新ポタアン「PHA-2」とのデジタル接続も試した

「ハイレゾ対応」でスマホと2台持ちしたくなるウォークマンに

近年のソニーのウォークマン販売戦略は、若年層をターゲットにし、“初めてのポータブルオーディオプレーヤー”としてウォークマンを使ってもらうことを主眼にしていた。だが最近では、音楽再生を含む様々な機能を搭載し、より生活に密着するスマートフォンの人気が高まっており、iPodを含めて単体音楽プレーヤーの意義が問われている。ポータブルオーディオプレーヤーで音楽を聴いていた人々が、音楽もスマホで聴くようになり、この1〜2年の間にその影響がウォークマンの販売状況にも現れてきたという。

そうなると、スマートフォンとは別にウォークマンを「2台持ち」させるために、ウォークマンの持つ魅力を強く訴えることが必要になる。こういった背景から、ソニーは今回の新しいウォークマン「F880シリーズ」で、オーディオプレーヤーの原点的な価値である「高音質」を追求した。

「F880」

「F880」の背面部(左)


下部のウォークマン端子部

本体側面の様子
昨年発売されたウォークマン「F800シリーズ(関連ニュース)」は、フラグシップの「Z1000シリーズ(関連ニュース)」に続くAndroid OS搭載のポータブルオーディオプレーヤーとして、本体をコンパクト&スリムにしながら高音質をアピールし、iPod touchをはじめ各社のポータブルオーディオプレーヤーに対抗してきた。

F800シリーズの購入者は30〜40代の男性が多かったというが、F800シリーズを選んだ理由として最も多かったのは「高音質」だったという。ソニーはその魅力にいっそう磨きをかけ、今回「ハイレゾ対応」をはじめとした高音質化を徹底追求してきた。

F880シリーズの高音質化を実現した「3つのポイント」

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