HOME > レビュー > 【レビュー】DIGAの録画番組を宅外で視聴、DTCP+アダプターの使い勝手を検証する

設定・接続方法も徹底解説

【レビュー】DIGAの録画番組を宅外で視聴、DTCP+アダプターの使い勝手を検証する

公開日 2013/06/12 10:30 渡辺憲二
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

DIGAで持ち出し番組を準備する

DY-RS10で再生できるファイル形式は、DIGAの「高画質(VGA)」モードで作成した“持ち出し番組”だけ。持ち出し番組のもう一つの画質設定である「ワンセグ画質(QVGA)」で作成したファイルには対応していないので注意が必要だ。また、DIGAで録ったファイル以外の動画や写真は再生できない。

アダプターをPCにつなぐと「SD_VIDEO」フォルダの中に持ち出し番組のファイルが保存されていることがわかる。持ち出し番組はパナソニックが動作確認を行っている対応機器でしか再生できない。余談だが、本機をPCにUSB経由でつないでSDメモリーカードリーダーとして使うこともできた。

「SD_VIDEO」フォルダの中に持ち出し番組のファイルが作成されていく

DIGAでの番組録画予約時に持ち出し番組の作成を選び、持ち出し方法(SD/USB、またはネットワーク経由)、画質、かんたん転送の設定を行う。

番組予約の際に持ち出し番組の設定を行う。持ち出し方法や画質、かんたん転送の登録など項目を選ぶ

かんたん転送の画面。複数の持ち出し番組を一度に転送することもできる

なお、DMR-BZT750ではアダプターへの持ち出し設定を行う操作のステップが簡略化されている。アダプターを接続した状態で、番組表を表示。録画したい番組を選んで、リモコンの「ワンタッチ予約/録画」ボタンを2度押しすると、「動画転送アダプターへの持ち出し設定」が選べるようになるので、ステップに従って持ち出し番組の作成を完了すれば、あとはDIGAの電源をオフにした後で、録画が行われていない時間帯に持ち出し番組がアダプターに自動で転送される。

リモコンの「ワンタッチ予約/録画」ボタンを選択

番組表画面の下に「ワンタッチ予約」のメニューが表示されている


2度続けてボタンを押すと「予約修正」のメニューに移り、「動画転送アダプターへの持ち出し設定」が行える

持ち出し番組の作成方法を確認


本体の電源オフ後に自動転送が行われる。本機能に対応するのはDIGAの13年春モデル(DMR-BXT3000を除く)のみ

なお、スマートフォンで外出先から遠隔操作しながら、DIGAのHDDに録画した番組をDY-RS10に“持ち出し転送”することはできないので、持ち出して見たい番組については毎回予約を行う際に転送設定をしておく必要がある。

なお録画済みの番組から、後で持ち出し番組を作成することもできる。録画一覧からリモコンの「緑ボタン」を押してポップアップメニューを表示。画質や持ち出し方法、かんたん転送登録を行った後、「開始方法」として持ち出し番組を「すぐに」作成するか、「電源オフ後」に作成するかを選んでおく。

録画済みの番組から持ち出し番組ファイルを作成することもできる

持ち出し番組の転送方法や画質、転送のタイミングなどを指定する


持ち出し番組の作成が待機状態の際には「作成待ち」の表示が出る。レコーダーの取説には持ち出しファイルの作成に番組の再生とほぼ同時間がかかる場合があると記載されている

スタートメニューからも持ち出し番組の転送へアクセス可能


転送先などを指定

転送実行中の画面
なおコピー制限のある番組は、持ち出しを実行するとダビングの残り回数が1回減る。コピーワンス番組は持ち出し番組を転送してしまうと、通常の番組/持ち出し番組ともにファイルがDIGAのHDDから消去されてしまうので注意が必要。持ち出した番組をDIGAのHDDに書き戻すこともできない。


次ページ宅内で持ち出し番組を視聴してみた

前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE