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どうトリミングする?マンガにも効く?

自動で“プロっぽい”写真が撮れる! ソニー“α57”「オートポートレートフレーミング」の限界を探る

2012/04/26 ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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ソニーが発表したデジタル一眼カメラ“α57”。「Translucent Mirror Technology」や全画素超解像技術を採用し、撮影した写真を自動でプロのような構図にトリミングする「オートポートレートフレーミング」機能などを搭載している点が特徴の同機だが、その「オートポートレートフレーミング」機能はどのように働くのか?シチュエーションや角度を変えるなど、様々な写り方で同機能の“クセ”のようなものが発見できないかを試してみた。

α57

ちなみに試したのは下記のようなシチュエーション。できれば最初から通して読んで欲しいが、写真点数が多い&文章が結構長いためクリックで該当箇所にジャンプできるようにしてある。興味がある項目だけでも見ていただければと思う。

まずはオーソドックスに撮ってみる
体の向きは関係する? カメラを縦位置で撮影すると?
物を持つとどうなる? ロングショットでは?
複数人で写ると? 顔を隠すとどうなる?
おまけ:マンガやフィギュアは顔認識されるのか?

■プロのような構図に自動トリミングする「オートポートレートフレーミング」

まず基本スペックを軽くおさらいしておくと、本機は有効約1610万画素のExmor APS HD CMOSセンサーや、3.0型バリアングル液晶モニターを搭載。液晶モニターはTruBlack技術を投入し外光の反射を抑えているほか、自動明るさ調整機能なども備えている。Eye-Fiにも対応しているほか、60p動画撮影機能も搭載している。

従来機“α55”から引き続いて透過型ミラーによる「Translucent Mirror Technology」を採用。そして、解像感を保ったままズームできる「全画素超解像ズーム」や、今回テーマとする「オートポートレートフレーミング」機能など、初心者層に配慮した機能を盛り込んでいる。

モニター/操作ボタン類の様子

「オートポートレートフレーミング」は全画素超解像技術とトリミング機能を組み合わせたもので、いわゆる「日の丸構図」のような写真を、バランスがとれた構図になるようにカメラが縦、横構図から判断し自動でトリミング。その画像に全画素超解像を施すことで、元ファイルと同じサイズでプロが撮ったような構図の写真を切り出すことができるというものだ。

同機能では、3分割法の構図をカメラが自動的に判断。視線が向いている方向に空間を残すなども行うことで、プロのような構図の写真とする。なお、顔認識技術を利用しているため、同技術がオンになっているモードかつ被写体が人物である場合のみ有効。もちろんオリジナルファイルとは別に新規で画像を保存する。

次ページまずはオーソドックスに撮ってみる

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