クリプシュ「G-42」と「G-12」を試す

【連載レビュー第2回】「Galleryシリーズ」でテレビの音を“手軽に”強化する

岩井喬

前のページ 1 2 3 4 次のページ

2012年02月27日



■アクション/アニメ/音楽ライブ作で実力をチェック


視聴するソフトは爆破シーンなどを豊富にフィーチャーした迫力あるアクション映画として『エクスペンダブルズ』(ポニーキャニオン:PCXE50080)を選択。2本目はセリフの明瞭度を確認する意味を踏まえ、アニメ作品として劇場版『Fate/stay night-UNLIMITED BLADE WORKS-』(ジェネオン・ユニバーサル:GNXA-1140、以下『Fate』)を、さらに音楽モノとしてアメリカのTV番組“Soundstage”のショウをBD化した『Chicago LIVE IN CONCERT』(輸入盤・IMAGE:ID7119HJBDLIT、以下『Chicago』)も加えた。

試聴の様子

『エクスペンダブルズ』では後半、敵のアジトを爆破するくだりを視聴。セリフの際立ちはすっきりとした高域の伸びを感じるがボディはやや細身な描写だ。拳による打撃音は腰高で、BGMも高域のハリが際立ち明瞭度の高い音場が広がる。銃声の甲高さやキレの良い乾いた音は細やかで、爆破音は鮮烈な高域の芯が中心だ。解像感は程良いもので、素直な定位感を味わえる。

続く『Fate』では、初めてバーサーカーと対峙する序盤のアクションシーンを視聴。攻撃の筋が鋭く、音像は中域のハリと厚みがあり、硬くやや腰高な質感描写となる。動きに対するアタックの反応は素早く、スピード感あるサウンドだ。

セリフは程良い厚みがあり、細くなりすぎず聴きとりやすい。透明感のある声のトーンは素直な際立ち感で誇張が少ない。またBGMは劇伴担当の川井憲次氏ならではの低域のリズム感が粒立ち良く、見通しクリアな音場だ。特にティンパニの打感は歯切れよく広がってくれる。

なお、Galleryシリーズはほぼ全てのモデルで縦/横どちらでも設置可能

横置きした際の背面の様子

そしてこのパターンで最後となる音楽ソースの『Chicago』は、ベテラン・ブラス・ロックバンドの名演が光る、往年の名曲「25 or 6 to 4(長い夜)」を視聴。ブラスセクションの立ち上がりがスムースで、高域の伸び良い音の芯がしっかりと前へ出てくる。ギターのピッキングの粒立ちが細やかで、ディストーションにもアンプからの収音らしい奥行き感が感じられる。

オルガンの旋律も際立ち良く、リズム隊はアタック感が中心で鮮やかに浮き立っている。ボーカルのハリも程良い艶があり、粒のそろった歓声や拍手も含め、生き生きとした鮮度感が伝わるサウンドとなっていた。

「G-42」を加えた5.1chシステムを試す

前のページ 1 2 3 4 次のページ

関連記事