HOME > ニュース > BenQ、32型4Kカラーマネジメントモニター「SW321C」。プロ向けAQCOLORシリーズ

DCI-P3/Display P3を95%カバー

BenQ、32型4Kカラーマネジメントモニター「SW321C」。プロ向けAQCOLORシリーズ

公開日 2020/03/18 13:54 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ベンキュージャパンは、液晶モニター “AQCOLOR” シリーズの新製品として、ハードウェアキャリブレーション対応、プロ向け32型4Kカラーマネジメントモニター「SW321C」を、6月上旬より発売する。価格はオープンだが、税込250,000円前後での実売が予想される。

「SW321C」

最新のIPSパネルを採用して反射を最小限まで抑え、写真や動画編集などさまざまな用途で活躍する、プロ向け “AQCOLOR” シリーズのなかでも史上最高画質を謳うモデル。

32型のディスプレイは4K UHD(3,840×2,160)解像度でHDR10 / HLGに対応。鮮明なディテールでレビューや微細な編集が可能であり、より鮮やかに明瞭なグラフィックスを映し出し、きらびやかで階調豊かな映像を楽しむことができるとしている。

Adobe RGB 99%、sRGB / Rec.709を100%カバー。加えてDCI-P3 / Display P3色域を95%までカバーと、複数の色空間のカラー標準に対応することから写真編集や印刷物、映像編集に必要な色を正確に表現することが可能。また、16bitまで進化したルックアップ・テーブル(LUT)を採用することで、RGBのカラーブレンド精度が向上し、完璧な色再現が可能であるとともに、ムラ補正技術により、輝度と色の均一表示が可能となり、繊細な編集作業をサポートするという。

工場の製造段階で液晶モニターの表示エリアを数百の区域に分け、高精度な装置で使用する繊細な処理を施して、色と明るさの両方を細部まで微調整。異なる生産ラインのモニターでも、一貫して同レベルでの色表示を保つ。

また、ハードウェアキャリブレーションにより、グラフィックカードの出力データを変更することなく、モニター内部の画像処理チップを調整することが可能。X-Rite社と共同開発したキャリブレーションソフトウェアPalette Master Elementが無料提供され、色の設定をカスタマイズしたり、ディスプレイの色を最適な状態に維持することができる。

ほか、24Hz出力に対応するグラフィックカードと組み合わせることで「1080/24P」再生に対応。異なる色空間の映像を左右に並べて同時に表示できるGamutDuo機能も備える。

入出力端子としてHDMI 2.0×2、Display Port 1.4、USB Type-Cを搭載。USB端子にはUSB 3.1×3(Downstream×2、Upstream×1)を備えるほか、SDカードスロットも搭載する。取り外し可能な遮光フードを標準搭載し、周囲の明るさを低減することができる。

遮光フードを標準搭載

本体サイズは747.2×502.25〜652.25×223.61mm、質量は11.8kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク