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「Xperia XZ2 Premium」「HUAWEI P20」など

ドコモ、'18夏スマホ10モデル。AIエージェントを本格始動、ドルビーアトモスのライブ配信も

2018/05/16 ファイルウェブ編集部
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各種サービスを充実、AIエージェントを本格始動

発表会ではNTTドコモ 代表取締役社長 吉澤 和弘氏が「今回のテーマは“For All”。2017年に策定した『beyond宣言』を引き続き実行し、期待を超える感動と驚きを提供する、新しいサービス、商品をご紹介したい」と挨拶。プレゼンテーションを行った。

吉澤 和弘氏がプレゼンテーション

まずはAIエージェントの本格始動について発表。サービス名称は「my daiz(マイデイズ)」。daizは“docomo Ai solutions/z”の略称となる。「マイデイズ〜」をウェイクワードとしており、例えば「マイデイズ、dポイントが使えるお店を探して」というかたちで呼びかけるとサービスが利用できる。

AIエージェントサービス「my daiz」

音声操作を通し、docomo独自の23サービスと、提携する33社のパートナー企業のサービス、計56サービスが利用可能。発表会中にはサービス例として、発表会中に言及されたサービスは、天候や交通情報の検索、dポイント残高の確認、食事の献立検索、タクシーの手配などが示された。

計56のサービスが利用可能

吉澤氏はサービスのポイントとして、「身近にあるスマートフォンであるからこそ、お客様を理解できる。また外でも家の中でも利用いただける。そしてパートナーとの多様なサービスと連携ができる」ことをアピール。大手キャリアとしていままで蓄積してきたノウハウにより、より綿密なパーソナライズが可能な点も他のAIサービスと比較して優れているとした。

行動学習で情報を先読みして通知するなどが可能

基本機能は無料で利用可能だが、基本コンテンツをより便利に利用できる機能として、天候や交通情報に合わせてアラーム時刻を調整したり、帰宅時間に合わせた傘のリマインドなど、生活エリアや趣味嗜好にあわせた情報をmy daizが先読みしてインフォメーション通知するプッシュ通知機能も搭載。プッシュ機能は月額料金100円(税抜)で提供される。

無料と月額100円の2種類のサービスが提供される

my daizは、ドコモ回線の利用者であれば、Android 5.1以上(SHA-2対応モデル)/iOS 10.0以上のスマートフォン・タブレットで利用可能。5月30日から6月末にかけて順次サービス提供を開始する。ドコモ回線を利用していない場合でも、iOS 10.0以上のiPhone/iPadであれば同じ日付でサービスを利用可能。Android端末では2018年秋頃から利用可能にする予定としている。

投資を身近にする資産運用サービス「THEO+ docomo」も開始

また(株)お金のデザインとの提携により、dポイントを活用して投資体験ができる「ポイント投資サービス」、およびロボアドバイザーの自動運用により少額から資産運用ができるサービス「THEO+ docomo」を、本提供開始。発表会にはゲストとして、お金のデザイン 取締役会長である谷家 衛氏が登壇。サービスについて説明を行った。

谷家 衛氏

「ポイント投資サービス」はdポイントクラブ会員であれば口座開設の本人確認不要で利用できる投資体験サービス。dポイントを本サービス用の運用ポイントに交換し、高いリターンをめざす「アクティブコース」か安定したリターンの「バランスコース」どちらかを選んで運用する。

ポイントはお金のデザインが設定する投資信託の基準価格に基づいて増減し、24時間365日いつでもdポイントとして引き出すことができる。

「THEO+ docomo」は最低1万円から投資可能な少額資産運用サービスで、ドコモ携帯回線あるいはdアカウントを所持する20歳以上が利用可能。ロボアドバイザーが世界約6000種類のETF(上場投資信託)から最適な組み合わせを提案、資産の自動運用を行うため、誰でも安心して高度な資産運用が行えるとしている。

運用はTHEOのシステムにより行われる

積立額に応じてdポイントが貯まる、dカードの「おつり積立機能」を設定することで、おつり相当額を自動的に積み立てるなど、docomoの他サービスとも連携する。

谷家氏は本サービスについて、「スマホで少額から資産運用ができる機会を提供することで、資産運用への心理的ハードルを徹底的に下げる」と説明。投資を身近とし、「貯蓄から資産形成へ」という社会的課題の解決に貢献するとした。

お金のデザインとdocomoの提携により運用される

回線速度やコンテンツ、機種保護サービスも充実

その他2018年夏モデルでは、東名阪エリアで受信時最大988Mbpsの実現を予告。2019年初には1Gbps超えを予定するという。また5つの周波数帯を束ねる5CAに対応し、5月18日の提供開始時で全都道府県776都市にて受信時最大794Mbps、送信時最大75Mbbpsを実現させるという。

東名阪で受信時最大988Mbpsを実現

ドルビーアトモス対応などオーディオ機能の充実もアピール。たとえば「dTVチャンネル」では8月に開催される国内最大級の野外音楽フェス「a-nation」をドルビーアトモスでライブ配信することが発表された。対応機種であるGalaxy S9、Galaxy S9+、AQUOS R2、HUAWEI P20 Proの4機種では、スピーカー/ヘッドホン端子からドルビーアトモスの音響を楽しむことができる(AQUOS R2のみヘッドホン端子限定)。また、Xperia3機種には独自のバーチャルサラウンド技術「S-Force」が搭載され、迫力ある音楽体験が楽しめるとしている。

ドルビーアトモスのライブ配信を行う

また全国のドコモショップにて、液体シリコンを用いて画面保護ガラスを貼付する「DOME GLASS」の取り扱いを開始する。韓国Whitestone Ltd.との契約に基づき、ドコモが日本初の正規取扱店として独占販売するもので、画面保護ガラスをUV硬化する液体シリコンによりスマートフォン本体へ貼り付ける仕組み。画面全体をくまなく多いつつ、従来の保護ガラスの弱点であった浮き、タッチ感度の低下、さらには製品の個体差などを解消しているとする。

UV硬化する液体シリコンで保護ガラスを接着する「DOME GLASS」の取り扱いも開始する

対象機種ごとに専用のツールを用いるため、貼り付け作業はドコモショップ店頭でスタッフのみが行うとしている。

発表会後半では特別ゲストとして、CMキャラクターを務める堤 真一さん、綾野 剛さん、高畑 充希さんが登場。吉澤氏とともに、「my daiz」の音声認識機能やスマートフォン新モデルによるカメラ撮影を実演した。

左から綾野 剛さん、高畑 充希さん、堤 真一さん

堤さんは「このペースで開発を行っている方々には頭が下がる思い。ついていくのは大変だが、勉強していきたい」、綾野さんは「機能やスペックにどうしても注目してしまう。今回の新製品はカメラ機能がとても充実していて興味がそそられる」、高畑さんは「自分の生活や興味に合わせて寄り添ってくれるAIエージェントは最高のパートナーになってくれそうだと感じる」とそれぞれ語っていた。

堤 真一さん

綾野 剛さん


高畑 充希さん

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