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AV機能充実のスマホが多数

【MWC】注目の「音スマホ」「音タブレット」レポート。HTCのハイレゾ対応「U Play」など多数

公開日 2017/03/02 14:06 山本敦
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ひとつはオーディオ製品向けのSoCである「CSR8670」とオーディオコーデックIC「WCD9335」の組み合わせにより実現できる一例として、USB Type Cのデジタル接続によってコントロールするアクティブ・ノイズキャンセリングヘッドホンのリファレンスデザインが紹介されていた。

クアルコムのブースに展示されたUSB Type CによるANCヘッドホンのリファレンスデザイン

データ伝送・および充電用のデジタル端子にUSB Type-Cを採用するスマホ・タブレットが着実に増えている中で、デジタル接続のヘッドホンやイヤホンを企画するメーカーに対するひとつの提案だ。ハイブリッド方式のノイズキャンセリング回路、低消費電力の音声アクティベーション、バイノーラルステレオ録音、48kHz/16bitまでのDA変換などのフィーチャーを実装可能になる。

手元から数センチの距離で利用するスマホやタブレット、スマートテレビのリモコンから入力する音声認識とは異なり、例えばAmazon Echo、Google Homeのように少し遠い距離から話しかけることを想定したスマートスピーカー、パーソナルアシスタント向けの音声認識エンジン搭載プラットフォームのデモも行われていた。

ブースに展示されていたスマートスピーカーのリファレンスは6つのマイクアレイを搭載し、9つのセグメントに分けて正確に音声の位置をトラッキングできるように設計されている。最長8mの距離から発声された声を、ノイズキャンセリング効果を効かせながら騒がしい場所でも正確にピックアップできる。スピーカーから音楽が再生されていてもボイスコマンドを正確に認識できるという。また待機時の消費電力も低く抑えることができることなどがデモにより紹介されていた。

高音質マイクアレイを搭載したスマートスピーカーのリファレンス

ブースの一角ではクアルコムのチップセットを搭載したオーディオ・IoT機器も一堂に展示。オンキヨー「グランビート」も並べられていた。

オンキヨーのGRANBEATがaptX HD搭載のスマートフォンとしてハイライトされている

その他、注目のスマホとオーディオ関連製品を紹介

HTCのブースでは2月から欧州の一部地域で販売がスタートする新しいスマートフォン「HTC Uシリーズ」が展示されている。ラインナップは約5.2インチの「HTC U Play」と約5.7インチの「HTC U Ultra」。注目したいのは本機の音楽再生まわりの機能だ。

ハイレゾスマホ「HTC U Play」

質感の高いカラーリングとデザインに仕上げられている

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