HOME > ニュース > <IFA>ソニー、Xperia XZ/X Compactを発表。AF機能向上や5軸手ブレ補正などカメラ強化

バッテリー長寿命化機能なども進化

<IFA>ソニー、Xperia XZ/X Compactを発表。AF機能向上や5軸手ブレ補正などカメラ強化

2016/09/01 編集部:小澤 麻実
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーモバイルコミュニケーションズは、Xperia Xシリーズの新モデル「Xperia XZ」「Xperia X Compact」を発表した。

Xperia XZ

Xperia X Compact

「Xperia XZ」はXperia Xシリーズのフラグシップモデル。「Xperia X Compact」は現在発売中の「Xperia X Performance」(関連ニュース)のコンパクトモデルとなる。

どちらもOSはAndroid6.0(Marshmallow)。カメラアプリケーションの起動から撮影まで約0.6秒の高速動作や、被写体の動きを予測しフォーカスの設定を自動で行う「先読みオートフォーカス機能」は引き続き搭載しつつ、カメラ機能をさらに進化させたのが大きな特徴だ。

両モデル共に、Xperia X Performanceと同じソニー製の大型CMOSセンサーに加えて、「レーザーAFセンサー」と「RGBC-IRセンサー」を新たに搭載する「トリプルイメージセンシング技術」を採用する。

レーザーAFセンサーは、レーザー光を使って被写体との距離を測ることで、低照度環境下でも高速・高精度なオートフォーカスを実現するというもの。レーザー光の届く範囲は約1m程度だが、それよりも遠い距離にあるものはアルゴリズムを使って処理するという。

RGBC-IRセンサーは、RGBの色情報だけでなく赤外線でもカラーセンシングを行うことで、様々な環境下でも正確なホワイトバランスを実現するという技術。「C」は「Clear」を指すとのこと。

そしてスマホで初めて、動画撮影時の5軸手ブレ補正を搭載。回転ズレ、角度ズレに加え、X/Y軸方向のシフトズレも補正することで、歩行時等でもブレのない動画を撮影できるという。自撮り時にも効果を発揮するという。なおフロントカメラはXperia XZが1,300万画素、Xperia X Compactが500万画素。

なおCMOSセンサーや映像処理エンジンはXperia XZ/X Compact共通だが、XZのみ4K撮影が可能となっている。

そのほか、バッテリーの長寿命化を実現する機能も進化。持ち主の生活習慣を学習して充電速度を調整する「Battery Care」を新搭載した。たとえば睡眠時間が7時間の場合、7時間かけてフル充電になるようにすることで、加充電によるバッテリーへの負担を軽減することができるという。バッテリー容量はXperia XZが2900mAh、Xperia X Compactが2700mAh。

また、余計なキャッシュをユーザーごとに最適化したかたちで自動的にクリアしてくれる「SMART CLEANER」機能も備えている。

なお両機はXperiaとして初めて、USB tyepC端子を採用した。今後typeC搭載製品や対応アクセサリーなどを拡充していく考えだという。なお転送速度はUSB 2.0相当とのことだ。

そのほか、ハイレゾ音源再生やLDACにも対応する。

デザイン面では、手に馴染みやすく持ちやすいデザインを引き続き採用。Xperia XZは、神戸製鋼が開発した「アルカレイド」を採用しメタル感・輝き感のある質感とした。カラーはミネラルブラック/プラチナ/フォレストブルーの3色。ディスプレイは5.2インチのフルHD液晶で、外形寸法は72W×146H×8.1Dmm。質量は161g。

Xperia XZはアルカレイドを使った輝き感のあるデザイン

Xperia X Compactはセラミックのような質感になっているという

Xperia X Compactは、プラスチック筐体ながらセラミックのような質感とした。カラーはユニバースブラック/ホワイト/ミストブルーの3色。ディスプレイは4.6インチのHD液晶で、外形寸法は65W×129H×9.5Dmm。質量は135g。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE