下位互換性はアクセサリやセーブデータも引き継ぎ可能

次世代ゲーム機「Xbox series X」、UHD BDドライブ搭載など詳細スペック発表

編集部:小野佳希
2020年03月17日
Microsoftは、現在開発中の次世代ゲーム機「Xbox series X」について、詳細なスペックを明らかにした。

Xbox series X

2020年ホリデーシーズンの発売予定だとして2019年12月にその存在を発表、その後2020年2月にスペックの一部を公開していたが、さらなる詳細が今回明らかにされた格好。

カスタマイズされた8コア / 3.8GHz (SMT:サイマルテイニアス マルチスレッディング 使用時3.66 GHz)のZen 2 CPUと、同じくカスタマイズされた12 TFLOPS, CU x52 / 1.825 GHzのRDNA 2 GPUを搭載。最大で4K/120fpsへの対応を目指す。なお今回の発表には記載がないが、過去には8Kへの対応も謳っていた。

光学ドライブはUHD BD対応で、ストレージには容量1TBのカスタマイズされたNVME SSDを採用。ストレージ容量拡張スロットも備える。メモリは16GB GDDR6/320-bitバス。

ハードウェアによるDirectXレイトレーシングに対応し、「光源や音源の性質を旧世代機よりも格段に正確に、それもリアルタイムで表現できるようになる」とのこと。ゲーム開発会社The Coalitionのテクニカル ディレクターであるMike Rayner氏は、 次世代機に向けて開発中の作品『Gears 5 for Xbox Series X』において、PC版の最高設定を超える演算能力を実現していることなどを紹介している。

また、Xbox One Xと比べてロード時間も大幅に短縮するなど、その他の機能も強化。コンタクトシャドウなどの物体に深みを与える機能や、植物に影を生み出す光源を用意する事でシーン全体をよりリアルに描画する技術 「セルフ シャドウ ライティング」など、現行機では制限せざるを得なかった機能も追加している。さらに、Rayner氏によれば『Gears 5 for Xbox Series X』はすでに平均100fpsで描画されており、マルチプレイの際には120fpsを維持できるよう、検討を行っているという。

ソフトウェアとハードウェアを密接に統合することでゲームデータの読み書きに最適化したというアーキテクチャ「Xbox Velocity Architecture」も採用。Xbox Velocity Architectureを構成する部品がそれぞれの役割を十全に果たして物理メモリを効率化することで、ロード時間の大幅短縮や低遅延性の向上をはじめとする様々な機能強化を図れるという。

低遅延性については、DLI(Dynamic Latency Input/動的遅延入力)の実装や、HDMI 2.1での120Hzまでの高リフレッシュレートへの対応、VRR(Variable Refresh Rate/可変リフレッショレート モード)、ALLM(Auto Low Latency Mode/自動低遅延モード)といった機能にも対応。また、開発チームはこれまでの2年間、主要なテレビメーカーとの交渉を続け、Xbox Series Xの発売に向け、搭載された機能に対応したテレビの浸透が進むよう活動を行ってきたという。

前回中断した続きからゲームをプレイできるクイックレジューム機能も搭載。ボタンひとつで複数のゲームで最後にプレイしていた瞬間に瞬時に戻ることができるという。なお、ゲームの進捗データは全てシステムのSSDに保存されるため、ゲーム機の電源を落としても、電源ケーブルを抜いても、システムを更新しても残る。

Xbox、Xbox 360、Xbox Oneといった過去のXboxシリーズとの下位互換性も装備。過去作品を遊べるだけでなく、アクセサリやセーブデータも引き継ぐことができる。

さらに、過去のXboxシリーズとの間でもマルチプレイが可能になる予定。Smart Delivery機能を介して、プレイしているXboxシリーズに対して最も適切なバージョンのゲームが送り届けられるようになるという。

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