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「PS Vita TV」体験会が開催 − ゲームやVODデモで製品の魅力をアピール

公開日 2013/10/25 11:00 ファイル・ウェブ編集部
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ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、テレビに接続する小型端末「PS Vita TV」のメディア向け体験会を開催。実機を使ってのデモを交えながら製品について紹介した。

PS Vita TV

ホーム画面

「PS Vita TV」は、テレビに接続することで各種VODサービスを視聴できるほか、PS Vita/PSPゲームのプレイ、PS4本体と離れた部屋でのリモートプレイなどを可能にする小型端末。PS VitaやPSP向けゲームなどをテレビの大画面でプレイできることに加え、PS4のリモートプレイにも対応。HuluやTSUTAYA TVなど各種VODサービスも利用できる。

名刺入れとのサイズ比較。テレビに接続するプレステシリーズとして最小サイズを実現

端子部

ゲームに関しては上記PS VitaやPSPに加え、プレステ初期の名作を遊べる「ゲームアーカイブス」にも対応。現時点で1,300タイトル以上のゲームコンテンツを遊べることが確定している。1作品600円からという価格帯を予定しているという。

また、アドホック通信にも対応しており、マルチプレイ対応のPS Vita/PSP作品を、PS Vita/PSPとPS Vita TVという異なるプラットフォーム間でマルチプレイ可能。

アドホック通信でマルチプレイが可能

PS4のリモートプレイは、PS4とPS Vita TVを同一ネットワーク内で接続すれば、PS4本体を設置している部屋とは別の部屋でもPS4のゲームを遊べるというもの。PS4本体側でゲームをプレイ中でもPS Vita TV上でのリモートプレイも実行できる。「厳密に言えばワイヤレス転送の分、ほんの僅かだけ画質は落ちるが遅延や画質はほぼ分からないレベルにまでできている」(同社スタッフ)という。

リモートプレイの設定画面

VOD関連では、PlayStation Storeに加え、hulu、TSUTAYA TV、ニコニコ、DMM.com、スカパー!オンデマンド、テレビドガッチ、U-NEXT、世界遺産に対応することが決定済み。PS Storeからユーザー自身が好みのVODサービスのアプリをダウンロードして利用する形態となる。

TSUTAYA TVのUIイメージ

配信されるコンテンツの画質や料金の決済方法などは各サービスによって異なる予定で、詳細は未定。レジューム再生やペアレンタルロックへの対応、ログイン情報の保持などの諸々についても各サービスごとに対応が異なってくるという。「TSUTAYA TVは最初からPC版と同じ機能が利用できるようになる予定。DMM.comは最初はビューワー機能のみからスタートし、アップデートで機能を追加する形になる」とのことだった。

DMM.comのUIイメージ

また、デモではTSUTAYA TVのストリーミングレンタルなどを見ることができたが、「ダウンロード販売などにも対応できるハードウェア的な仕組みは持っている」という。ただしダウンロード販売が行われるかどうかなども、各サービスの判断によるとのことだった。

本日発表された「torne PS Vita TV」アプリを利用してのnasne連携が可能。nasneに録画した番組や放送中番組を、PS Vita TVを通してテレビの大画面で視聴できる。同社説明員は「我々は『爆速』という言葉を使っているが、nasneは通常のレコーダーをはるかに凌ぐスピードで各種操作を行える。他のユーザーの録画数でどんな番組が人気なのか分かるなど、知らない番組を見つけられる。テレビ番組を発掘する楽しみがある」と、nasneおよび「torne PS Vita TVアプリ」の出来に自信を見せた。

PSPやPS3向けで行われていた各種nasne連携機能を同様に利用可能

なお、同アプリは800円(税込)の有料アプリだが、提供開始日の11月14日から2014年1月15日までの期間限定で無料ダウンロードが可能なキャンペーンを実施。「まだnasneを持っていなくても、無料なので、PS Vita TVを買ったらとりあえずでアプリをインストールしておいてほしい。それくらい自信を持っている」という。

PS Vita TVはHDMI CECにも対応。HDMI CEC対応テレビで使用する場合、テレビリモコンでPS Vita TVのメニュー選択などの各種操作を行える。また、テレビからPS Vita TVまでワンタッチ起動が可能で、前回中断したゲームの続きをスタンバイモードから素早く復帰してすぐにプレイするなどといった遊び方もできる。

そのほか、エンタメコンテンツでは、Music Unlimitedや電子書籍のReder、radikoなどにも対応。TwitterアプリのLiveTweet for PlayStation Vitaなどにも対応している。

Readerでの電子書籍を表示したところ

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