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白物家電をまとめてレポート

<IFA2010>iPod対応冷蔵庫、再び登場 − 来場者の反応は?

2010/09/05 オーディオアクセサリー編集部:伊佐山勝則
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IFAの会場のほぼ3分の1近くを占めているのが、いわゆる白物家電のメーカー。どんなものが出ているのか覗いてみることにしよう。

会場にはBOSCH、SIEMENS、Miele、gorenje、dysonといった名門ブランドが大きなブースを構えており、全体の傾向として、冷蔵庫も含めて、調理関連の締める割合が圧倒的に多いことが挙げられる。

クッキングヒーターやミキサー関連のコーナーでは実演イベントが盛りだくさん。いい匂いが立ち込めている。カリスマシェフたちによる料理対決のようなのも行われている。

各メーカーにはこういったクッキングコーナーが軒並み設置されている

一度に何種類ものグリルができるクッキングヒーターも発見。本当に必要なのだろうか

さらにコーヒーメーカーも魅力的。どのブランドにも試飲コーナーが設けられており、編集子もここぞとばかりに、各社の同コーナーを総ざらいしてしまった(個人的には味もサービスもシーメンスが良かった)。

コーヒーメーカーのコーナーも充実。写真はシーメンスのもの

冷蔵庫や掃除機については、さすがは環境先進国。どのメーカーも真っ先にかかげているのは省エネ対策。「エコケア」「消費電力を50%に削減」などとうたっている製品が多くみられる。

掃除機の老舗メーカーEIOでは歴代モデルを展示。掃除機の歴史をみることができる

こちらがEIOの最新機。省エネに十分配慮しているようだ


シーメンスがもっともアピールしていたのがこの掃除機。環境を配慮した設計で、デザインも良い

「消費電力を50%に削減」のキャッチ。こういった省エネ、環境対策への配慮は強くアピールしている

冷蔵庫に関しては昨年のニュースでも掲載した、iPod対応の冷蔵庫も発見。音楽が聴けるだけでなく、iPhoneやiPod touch専用アプリにより、他の家電も遠隔操作できるという優れものだが、お客さんの反応は薄いようだ。まだ先行しすぎた機能なのかもしれない。

SEVERN社のカラフルな冷蔵庫

昨年も紹介したgorenje社のiPhone/iPod対応冷蔵庫。専用アプリにより他の家電も遠隔操作できる

洗濯機や洗濯機はシンプルなデザインに心が惹かれる。ただし、ドイツ人にとってはこの大きさが必要なのだろうが、日本人にとっては大きすぎるとも感じた。なお、壁に埋め込むタイプの冷蔵庫やレンジにも来場者の注目が集まっていた。

洗濯機はいたってシンプルなデザインで、縦型ドラム式が主流。写真はBOSCH社のもの

Mieleの洗濯機。右の写真のようにフタ付きの製品も各社で多く見られた

来場者の反応などを見ていても、ドイツ国内の白物家電のメーカーが、長い歴史の中でユーザーの信頼を獲得してきたことがよく理解できた。

シンプルなデザインのCOWAY社の空気清浄機

日本でもこの夏話題になったダイソンの扇風機。現地でも多くの来場者に関心が寄せられている


LAURASTAR社のハイテクアイロン

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