医学博士の加藤俊徳氏協力のもと実験

スピーカーから音楽を聴くとストレスが軽減する? − ライフスタイルネットが脳科学的な実験を実施

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ファイル・ウェブ編集部
2010年06月01日
パイオニア(株)が運営する、AV機器とインテリアと空間のライフスタイル提案サイト『ライフスタイルネット』は、医学博士の加藤俊徳氏の協力のもと、「音楽視聴方法とストレス軽減の関連性」の実験を行った。今回の調査と実験により、「スピーカーから音楽を聴くことで、脳番地をシフトし気分転換を有効に行える」ことが明らかになったという。

脳のなかには運動や言語、思考や記憶などその働きに応じた細胞集団の基地がある。その場所を脳の「番地」と呼んでいるが、そもそもストレスとは、特定の脳番地が集中的に使われて悲鳴をあげている状態なのだという。この負荷を別の番地にシフトさせることによって、ストレスを軽減させることができるとのこと。

脳のなかで記憶と感情をつかさどる海馬は聴覚のすぐ近くにあるため、音楽のような情報は感情に結びつきやすいという。「ストレスを解消するには、伝達系脳番地に隣接する聴覚系脳番地へのシフトが効果的」と語る加藤氏。実験をしてみると、音楽を聴くと脳番地シフトが起こり、リラックスする「サウンドデトックス」の効果があることがわかったという。

なおその際は、音楽をスピーカーで聴くことが適しているとのこと。実験によれば、イヤホンはスピーカーに比べ、聴覚系脳番地に3分間で4倍負荷をかけるのだという。そのため「脳のストレスである伝達系番地から聴覚系番地へのシフトをさせることができ、かつ、伝達系番地の負荷をかけずに聞くことができるから」と説明されている。

実験結果は、「イヤホンで聴く場合は、伝達系番地への適切な負荷をかけることから、ものごとに集中したりする効果があると考えられる。音楽は目的に応じた使い分けが大切であるといえる」と締めくくられている。

ライフスタイルネットは、今後「実践篇」として、「サウンドデトックス」を活用したさまざまなライフスタイルを提案していく予定。試聴する曲のタイプによる効果の違いや、「脳個性からみたサウンドデトックスの処方箋」などを紹介していくという。

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