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別売でワイヤレストランスミッターも用意

ニコン、新フラグシップ一眼「D4」発売 − 「XQDメモリーカード」対応/動画機能も強化

公開日 2012/01/06 15:17 ファイル・ウェブ編集部
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シャッターボタンの近くに専用の動画撮影ボタンを配置。静止画撮影と同様の感覚でスムーズに動画撮影の開始、停止ができるよう配慮している。

上方から見たところ

さらに、作画意図に応じて「FXベースの動画フォーマット」「DXベースの動画フォーマット」「1920×1080 30fps/25fps/24fps クロップ」の3つの撮像範囲から1つを選んで、フルHD動画の撮影が可能。「FXベースの動画フォーマット」は大きな撮像素子を活かして、美しいボケ味を重視した表現が可能。「DXベースの動画フォーマット」と「1920×1080 30fps/25fps/24fps クロップ」の撮像範囲は、焦点距離の短いレンズで被写体をより大きく写せる。

なお、動画のアスペクト比は、フォーマットにかかわらず16:9。ただし画像サイズ/フレームレートが640×424 30fpsまたは640×424 25fpsの場合、アスペクト比は3:2となる。

また、ステレオ録音ができる外部マイク入力端子を搭載。ヘッドホン端子も装備しており、ステレオヘッドホンで音声の確認が可能。

■ネット接続によるスマホ/PC連携機能なども − ワイヤレストランスミッターも別売で用意

有線LAN機能を搭載することに加え、別売のワイヤレストランスミッター「WT-5」の使用にも対応。同製品はカメラから電源供給を受けることで本体の小型化を実現したモデルで、IEEE802.11a、b、gに加え、11n(1×1)を新規採用したことにより従来機「WT-4」の2倍の速度でのデータ転送が行えるようになった。

WT-5

インターネットを利用した機能に関しては、ウェブブラウザを使用して、パソコンやスマートフォンからカード内画像の一覧表示や簡易カメラコントロール、ライブビュー、動画撮影などができるHTTPモード、1台のカメラをマスターとして10台までの「D4」(それぞれ「WT-5」を装着)を連動させてレリーズできる連動レリーズ等の機能を備えている。

また、同社では画像編集ソフトウェア「Capture NX 2(キャプチャー エヌエックス ツー)」の「Ver.2.3」へ無償アップデート、およびトライアル版の提供を昨年2011年の12月20日から開始している。画像処理アルゴリズム等の高速化により、大幅な処理時間の短縮を実現しているという。同ソフトはMac OS、Windows7およびWindows Vista 64 bit版OSのネイティブ環境にも対応している。

そのほか、静止画ライブビュー時、ミラーの動作音、シャッター音が発生せず、ほぼ無音で撮影できる「無音撮影」や、設定した撮影間隔で自動的に撮影した静止画をつないで、通常再生の24〜36000倍速の動画として記録できる「微速度撮影」などの機能も搭載。O-リングやパッキン等を使い分けた効果的なシーリングによる高い防塵・防滴性能、および約40万回のレリーズテストをクリアーする高い耐久性も備えているとしている。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドNIKON
  • 型番D4
  • 発売日2012年2月16日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格650,000円前後)
【SPEC】●有効画素数:16.2メガピクセル ●液晶モニター:3.2型TFT液晶 ●記録媒体:XQDメモリーカード、コンパクトフラッシュカード(Type I、UDMA対応)UDMA7 ●外形寸法:約160W×156.5H×90.5Dmm ●質量:約1180g(本体のみ)