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「AMIRON ZERO」など

<IFA>ベイヤーダイナミックの新イヤホン/ヘッドホン、実機チェック。その特徴を本国スタッフが解説

公開日 2025/09/09 14:09 編集部:小野佳希
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ベイヤーダイナミックのAmelie Raisch氏

既報のとおり、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)は世界最大級の家電エレクトロニクスショー「IFA2025」にてイヤーカフ型イヤホン「AMIRON ZERO」などの新製品群を発表。それらの新製品の詳細について、同社スタッフに話を聞くことができた。

ベイヤーダイナミックの新製品、何が発表された?

今回のIFAにあわせて発表された同社の新製品は、ながら聴きタイプの完全ワイヤレスイヤホン2機種「AMIRON ZERO」「AMIRON 200」と、ワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 200」、そしてワイヤレスゲーミングヘッドセット2機種「MMX 230 WIRELESS」「MMX 150 WIRELESS」という合計5製品。

AMIRON ZEROを装着したところ

ながら聴きイヤホンは「AMIRON ZERO」がイヤーカフ型、「AMIRON 200」がイヤーフック型というバリエーションだ。これに加え、欧州ではすでに発表済みのワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 100」もIFAの会場に出展されていた。ラインナップと欧州価格を一覧にすると下記のようになる。

【ながら聴きイヤホン】
・AMIRON ZERO:149ユーロ
・AMIRON 200:179ユーロ

【ワイヤレスヘッドホン】
・AVENTHO 200:249ユーロ
・AVENTHO 100:199ユーロ

【ゲーミングヘッドセット】
・MMX 230 WIRELESS:249ユーロ
・MMX 150 WIRELESS:179ユーロ

通常タイプもながら聴きタイプも、完全ワイヤレスは「AMIRON」

今回のラインナップで少し不思議に思ったのが、製品の命名基準。AMIRONの名を冠するモデルとしては、イヤーピースで耳をふさぐ一般的なカナル型タイプの完全ワイヤレスイヤホンである「AMIRON 100」「AMIRON 300」をすでに展開中で、「AMIRON 200」というとその兄弟機のような印象も受ける。

だが実際の「AMIRON 200」は耳をふさがないオープンイヤー型だ。異なる特徴を持つ製品なのに、なぜ同じAMIRONの名前を持たせているのだろうか。

ベイヤーダイナミック本社でPR兼イベントマネージャーを務めるAmelie Raisch氏によれば、「AMIRON」は同ブランドの完全ワイヤレスイヤホンタイプの製品全般に付与する名前になるとのこと。そのため、(耳をふさぐ)通常タイプのものも、オープンイヤータイプのものもAMIRONシリーズとして扱っていくようだ。

軽くではあるものの製品を実際に試すことができたが、「AMIRON 200」も「AMIRON ZERO」も、この手の製品にしては低音の量感もあることに加え、装着感も良好。記者はメガネをかけているのだが、メガネとの干渉も気にならなかった。 

バッテリーを自分で交換できるBluetoothヘッドホン「AVENTHO 200」

「AVENTHO 200」は、ユーザー自身でバッテリーを交換できる機構を採用。イヤーパッドを取り外したのちに、電池収納部のフタを開けてバッテリーを交換する仕組みだ。

なお、ゲーミングヘッドセット「MMX 230 WIRELESS」も同様にバッテリーを交換可能。また、もう一方の筐体部にはPCとワイヤレス接続するUSBドングルが収納できるようになっている。

そのほか、発売に向けた具体的な話がある段階ではないが、Raisch氏は「AVENTHO 100」用の肩掛けキャリーポーチも身につけていた。ミュンヘンに本拠を構えるANY DIというレザーブランドとのコラボレーションにより制作されたサンプルだという。

取材には、ベイヤーダイナミックの日本での代理店を務めるメディア・インテグレーションの宇佐美氏も同席しており、今回の新製品群は基本的にすべて日本でも展開したい意向だとのことだった。今後の動向にも注目したい。

 

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