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2025年11月から続々とリリース予定

<IFA>Philips、フィリップスサウンド100周年を記念したレコードプレーヤーほか新製品を大量展示

公開日 2025/09/08 14:39 平野勇樹
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フィリップスはIFA会場内にシークレットブースを設け、展示を行っていた。フィリップスサウンド100周年を記念したオーディオ製品群や、新しいテレビやサウンドバーを、特別に見せてもらうことができた。

まず、レコードプレーヤーが2機種展示されていたことに注目したい。

 
 

おそらくティナ・ターナーから命名されたであろう「The Tina」という愛称を持つ「Philips V9000」。ウッドボディを持つレトロなデザインで、総合120Wのパワフルなスピーカーシステム、ラジオ、Bluetooth機能やフォノイコライザーを内蔵するオールインワンタイプのレコードプレーヤーだ。

ポイントはAURACASTに対応していることで、家中でさまざまなデバイスから同時にレコードの音を楽しめる。複雑なアプリ設定も要らず、直感的に使えることが魅力だという。ちなみにブースの担当者Amatさんによれば、「針はオーディオテクニカ製だよ」とのこと。価格は449ユーロ想定だそう。

 

次に、おそらくスティービー・ワンダーから命名されたであろう「The Stevie」という愛称を持つレコードプレーヤー「Philips V3000」。ベルトドライブ式のターンテーブルで、レトロなデザインを採用。こちらもBluetooth機能とスピーカーを搭載したオールインワンタイプだ。価格も149ユーロとリーズナブル。

そして、ヘッドホンも2機種展示されていた。

 

ひとつは、おそらくフレディ・マーキュリーから命名されたであろう「The Freddie」という愛称を持つ、有線タイプのオープンイヤー型ヘッドホン「Philips SHP9500CY」。

すでに一部地域で発売されていて、想像を超える音と話題になっていたアイテムが、アニバーサリーモデルとしてリニューアル展開されるようで、日本での導入を期待したいヘッドホンだ。

おしゃれなレトロデザインで、大口径50mmドライバーを搭載。「音が良い有線タイプのヘッドホンは高額化しすぎていて、若い世代は買えなくなってしまっている。そこにぴったりのアイテムだと思う」とのこと。価格は99ユーロ想定とのこと。

続いて「Philips H8000E」。ノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホンで、AURACAST対応、ANC OFF時で70時間の連続再生ができるという。

またバッテリーが交換できる構造になっており、サステナビリティも意識しているという。EUでは2030年から全てこの仕様が義務づけられる見込みだが、それにいちはやく対応したものづくりを行っているという。リサイクルプラスチックを採用したミニマムなデザインでおしゃれなのも特徴。価格は149ユーロ想定とのこと。

ちなみに、これらのオーディオ関連の4製品は、いずれも11月には日本でもローンチされる予定とのことだ。

またブースには、テレビも展示されていた。こちらは75周年ということでアピールしていた。

 
OLEDテレビ「OLED Plus910」は、Bowers & Wilkinsのスピーカーが搭載されたプレミアムモデル。LGディスプレイ製のMetaパネルを搭載している。
 

センタースピーカーを含むスピーカー構成を採用することで声の表現にこだわっているほか、スピーカー部分がファブリックで覆われていたり、アンビエントライト(このモデルは特別に上下左右4面を照らせるのだそう)が搭載されていたり、リモコンがフルメタルだったりと、上質なインテリア性にもこだわった仕様になっているとのこと。ドルビービジョンやドルビーアトモスにも対応する。

ちなみにテレビはOLEDのほかMini LEDテレビも展開。幅広いラインアップだが、いずれもアンビエントライトが搭載されているのがユニークだ。

 
そして、サウンドバー「TAB8200」も展示されていた。スーパースリムなバースピーカーとワイヤレスサブウーファーで構成されており、日本の住宅事情にもマッチしそうだ。ドルビーアトモスやDTS:Xにも対応する。価格はおそらく280から350ユーロ程度、とのこと。これらも日本での展開が期待されるところだ。
 
「日本のオーディオファンはきっとゴールデンイヤー制度やFidelioシリーズのことを覚えていて、期待している人も多いですよ」とAmatさんにお伝えしたところ、「まだゴールデンイヤーは社内にいて、2026年を目処にフラグシップシリーズ、Fidelioの復活プロジェクトも進んでいる。期待していてくれていいよ!」と力強いコメントをもらうことができた。

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