フォステクス、創立50周年記念の黒胡桃無垢材削り出し開放型ヘッドホン「TH808」

フォステクスは、創立50周年記念モデルとして、黒胡桃無垢材削り出しハウジングを採用したオープン型ヘッドホン「TH808」 を2月10日より発売する。価格はオープンだが、公式オンラインショップでは187,000円（税込）にて取り扱う。

TH808は、フォステクスのオープン型ヘッドホン最上位機にあたる「TH909」をベースに開発されたプレミアム・ヘッドホン。TH900シリーズで用いられる自社製Φ50mmネオジウムマグネットドライバーを搭載し、本機オリジナルの音響調整を施している。

ドライバーユニットの振動板には、バイオセルロースや他の繊維を最適条件で配合し低比重・高ヤング率・高内部損失を実現するという「バイオダイナ振動板」を使用。また低歪率で超強力な磁束密度1.5テスラの磁気回路と、フリーエッジの良好な直線性により、全帯域で優れた応答性と広大なダイナミックレンジを実現するとしている。

昨年発売された、同じく創立50周年を記念した数量限定モデル「TH616」と同様に、ハウジングには高級木材の黒胡桃無垢材削り出しを採用。開口部には、光の加減や角度によって印象が変わるアルミニウム製エッチングパーツを二重に配置。開口率と各内部パーツの綿密な微調整、黒胡桃無垢材の響きが相まって、心地良く聴き疲れしにくい自然な音場を再現するとアピールする。

イヤーパッドにはTH909と同様のものを使用。具体的には、低反発クッションと厳選した高級合皮を採用したイヤーパッドで、耳の後方を隙間なく覆うようにフィットし、音漏れを低減させつつ、長時間でも心地よい肌触りと快適な装着感を実現するとしている。

付属ケーブルには、φ6.3mm金メッキステレオ標準プラグを備えた本機オリジナルの高純度OFCアンバランス・ケーブル（Y型/長さ3m）を用意。また別売のXLR端子ケーブル「ET-H3.0N7BL」を用いたバランス接続にも対応する。

ケーブルの着脱式コネクタ端子、およびヘッドホン本体側の着脱部接点端子には、硬度が高く耐摩耗性／耐食性に優れたロジウムメッキ処理が施される。

再生周波数帯域は5Hz - 45kHz、インピーダンスは25Ω、感度は100dB/mW。本体質量は約400g（ケーブル含まず）。ケーブルのほか、レザー調ポーチも同梱する。