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デンマークのファブリックメーカーと協業

LG、インテリアとの調和を目指した4K有機ELテレビ「ART90」。時刻表示など“テレビ以外”の使い方も

公開日 2022/05/19 14:00 編集部:平山洸太
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LGエレクトロニクス・ジャパンは、“上質なアート作品” へ進化させたという新デザインの4K有機ELテレビ「ART90(65ART90EJQA)」を6月中旬に発売する。価格はオープンだが、税込990,000円前後の実売が予想される。

「ART90」

デンマークのファブリックメーカー「kvadrat(クヴァドラ)」と共同開発したデザインの4K有機ELテレビ。テレビを見ていないときはスタンド部分が上部にスライドすることで、インテリアへのフィットを図っている。また、画面の一部をライン状に表示することで、時刻や音楽再生の画面を表示するなど、テレビ視聴以外の使い方にも対応する。

スタンド部分が上部にスライド

ディスプレイサイズは65インチで、有機ELパネルの「LG OLED evo」を採用。Intertekの色再現忠実度を100%クリアするなど、通常の視聴距離では、色見本と表示される色の違いがわからないレベルの忠実な表示とアピールしている。

映像エンジンには、独自開発のリアルタイムAIプロセッサー「α9 Gen5 AI Processor 4K」を搭載。何百万もの映像ソースを学習した同社の第5世代プロセサーとして、地上波でもネット動画でも、あらゆるコンテンツに合わせて「最高レベルの映像」を映し出すという。

映像機能では、映像ジャンルをAIが認識して最適な画質に変換する「AI映像プロ」をはじめ、映像を分析して立体的で自然な色彩を実現する「オブジェクト型リアルタイム映像処理」、自然な肌を保ちながら鮮やかで暗部の引き締まった映像にする「ダイナミックビビット処理」に対応。有機 EL テレビの広大なダイナミックレンジを活用し、画像の コントラストとディティールを向上させる「ダイナミックトーンマッピングプロ」も備える。

またオーディオ面では、映像のジャンルを5種類(ドラマ/スポーツ/映画/ニュース/音楽)に分類して最適なサウンドに調整する「AIサウンドプロ」を搭載。さらに、7.1.2chのバーチャルサウンドにも変換する。

ゲーム用の機能にも対応。スペック面では4K/120Hz表示や1msの応答速度に対応するほか、映像のズレやカクつきを抑える「NVIDIA G-SYNCTM Compatible」「AMD FreeSync Premium」をサポート。HDMI 2.1のeARC/VRR/ALLMにも対応する。Dolby VisionとDolby Atmosでのゲームプレイにも対応。HDRゲームの普及団体HGiGにも準拠する。

また、ゲームジャンルに合わせて画質オードを選べる「ゲームオプティマイザ」に対応。「GeForce NOW」のテレビ向けアプリを搭載するため、1,000以上のゲームをゲーム機器を接続しなくても楽しめる。

テレビを視聴していないときも、時計や音楽用スピーカーとして使うことができる

スマートテレビ機能では、Netflixやhulu、Amazon Prime Videoなどのサービスを4Kで利用可能。テレビに向かって話すことで、独自のAI「ThinQ AI」による各種音声操作も行える。また、アカウントごとにおすすめコンテンツ表示やアプリ表示のカスタムが可能な、個人アカウント設定も備える。

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