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USBメモリ経由で利用可

シャープ、一部4Kテレビで「テレビが映らない」不具合発生に対する復旧ソフトウェア公開

2022/02/04 編集部:川田菜月
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シャープは、一部の4Kテレビを対象としたアップデート後に「テレビが映らなくなる」現象に対して、ユーザー自身で復旧できるUSBメモリー利用のソフトウェアを公開した。

同社が1月31日15時30分から2月1日早朝にかけて、2019年7月から発売されたBN1/BL1/BJ1/CQ1/CN1/CL1ラインの4K液晶/有機ELテレビを対象に、Android10へのメジャーアップデートを実施したところ、一部のテレビでアップデート(更新)後に、再起動が繰り返されるという事象が発生。同社は2月1日にソフトウェアの公開を一旦停止している。

対象となるテレビ型番一覧

合わせて、本症状が発生したユーザーに対して出張修理にて対応するとしていたが、多くの依頼により予約が取りづらい状況となっていることから、このたびUSBメモリを用いた復旧ソフトウェアを準備し、配布を開始した。

ソフトウェアバージョン番号は「43000N_20211014」。内容はアップデート前のソフトウェアバージョンと同じものとのことで、本ソフトウェアを用いることで、ユーザー自身でUSBメモリを用いて復旧作業を行うことが可能となる。所要時間は約40分程度。作業に必要なUSBメモリは容量2GB - 32GB(FAT32フォーマット)のものとしており、ユーザー自身で用意が必要となる。

また同作業では初期化を実施するため、テレビの設定やGoogleアカウント、ダウンロードアプリなどのデータの再設定が必要とのこと。なおユーザーが録画したUSBハードディスクは継続使用可能だとしている。

出張修理の場合も、同様の作業を行う。引き続き出張修理の依頼は受け付けており、ユーザー自身での作業が難しい場合などは相談窓口より問い合わせされたい。

なお、復旧ソフトウェアの利用については、1月31日15時30分から2月1日早朝にかけて実施されたメジャーアップデート(更新)後、再起動を繰り返す症状がでている製品が対象であり、同症状が発生していない製品には、本作業を実施しないよう呼びかけている。

また不具合の発生原因については「現在も詳細調査中」とのことだが、この度の発表によると「ハードウェアの故障ではなく、通信ネットワークをはじめ、テレビの動作環境が要因となり、アップデートソフトのダウンロード時、もしくはアップデートソフトの実行時に何らかの障害が発生したものと思われる」と説明。「早期に発生原因を特定し、再発防止策を徹底して参ります」とコメントしている。

【問い合わせ先】
フリーダイヤル TEL/0120-001-251
ナビダイヤル TEL/0570-550-113
https://cs.sharp.co.jp/trouble_check/rule/wrp_agreement.html?id=android_tv_update
(受付時間:月曜〜土曜、日曜・祝 午前9時〜午後8時)

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