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「ES9038Pro」を同社初採用

iBasso、小型サイズで“ハイエンドに迫る音質”を追求したDAP「DX240」

公開日 2021/11/12 11:00 編集部:平山洸太
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MUSINは、同社が取り扱うiBasso Audioより、デジタルオーディオプレーヤー「DX240」を11月19日に発売する。カラーはグリーンとブラックの2色展開。価格はオープンだが、税込130,000円前後の実売が予想される。

「DX240」

「ポータブルサイズで最高のサウンドクオリティ」をスローガンに、ハイエンドモデルに迫る音質を追求したモデル。同社「DX160」と共通のサイズ感を維持したまま、ハイエンドの「DX300」と同じデジタル処理回路の技術を搭載する。

DACには、ESS Technologyの最上位チップ「ES9038Pro」を同社初採用。132dBのダイナミックレンジ、-122のTHD+Nというスペックを生かすことで、同クラスの過去製品を凌駕するパフォーマンスを実現したという。

「ES9038Pro」を初採用

なお、iBasso AudioはESS社製のDACチップを多く採用してきたが、今回のES9038Proは “暴れ馬” であったとのこと。乗りこなすためには、2年以上の研究期間とチューニングが必要だったと説明している。

デジタル回路には「FPGA-Master」を搭載。上述の通りDX300に採用している技術で、さまざまな処理を並列して行うSoCとして動作し、デコードや信号伝送を安定させる効果をもっている。また、マスタークロックにはNDK製のフェムト・クロック水晶発振器を2つ使用する。

デジタル回路の構成イメージ

OSにはAndroid 9.0と、LinuxをカスタムしたMango OSを搭載する。AndroidではSRCをシステムレベルでバイパスすることで、ロスレス/ハイレゾ音源でもダウンサウンプリングなしで再生可能。最大768kHz/32bitまでのPCM、22.4MHzまでのDSD、MQA 16xデコードもサポートする。

アンプ回路を自由に交換できる設計を採用する。付属モジュールは最大出力878mW(32Ω時)の「AMP1-MK3」となり、出力端子には3.5mmシングルエンド/3.5mmラインアウト/2.5mmバランスの3系統を備える。また後方互換性により、AMP1からAMP8までの旧モジュールも使用可能だ。

「AMP1-MK3」が付属

SoCにはQualcomm「Snapdragon 660」を採用し、先代のDX220から処理能力を向上した。電力効率にも優れることから、最大11時間の連続再生に貢献するとのこと。内蔵メモリは4GBで、ストレージは64GB。MicroSDにも対応する。また、Wi-Fiは802.11b/g/n/acに対応するほか、BluetoothではLDAC(送信のみ)/AptX(送信のみ)/AAC/SBCコーデックをサポートする。

ディスプレイはシャープ製の5インチ/フルHDパネルで、ベゼルレスデザインを採用する。また背面にはすりガラスが採用されており、湾曲した形状により、人間工学に基づいたフィット感を図っている。外形寸法は124×71.5×19.4mm、質量は約205g。

使用イメージ

ほか、初回購入特典として専用レザーケースと交換プレートがプレゼントされる。交換プレートは筐体に合わせたブラックとグリーンが用意され、それぞれ3種類のプレートが付属する。なお、レザーケースはグリーン1色となる。

初回購入特典を用意

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