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中国イヤホンブランドKineraのハイエンドライン

Kinera Imperial、北欧神話モチーフの5ドライバーハイブリッドイヤホン「Norn」

2021/03/05 編集部:成藤 正宣
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サウンドアースは、中国イヤホンブランド・Kineraのハイエンドライン“Kinera Imperial”の取り扱いを開始。第1弾製品として、4BA+1ダイナミックドライバー構成のハイブリッドイヤホン「Norn(ノルン)」を3月8日より発売する。価格はオープンだが、市場では税込55,000円前後での実売が想定される。

「Norn」

Kinera Imperialは、Kineraがハイエンドライン専門として新たに立ち上げたサブブランド。なお、スタンダードラインの製品に関しては、これまでKineraブランドの国内代理店を務めていた(株)リアルアシストが引き続き取り扱うとのこと。

Nornは、Knowles社製BAドライバー“RAF-32873”×2基、特注BAドライバー×2基、7mmダイナミックドライバー×1基の5ドライバーを搭載したハイブリッドイヤホン。チューニングにおいては、高分解能、クリアなポジショニング、高域の伸び、低域のインパクト、広々とした音場、柔らかなボーカルを追求したとする。

低域を受け持つダイナミックドライバーはブランドが独自に開発したもので、振動板には「チタンプレーテッドPU複合ハイポリファイバーサスペンション振動板」を採用。複数の素材を組み合わせることで、低音の制動、音場のテンション、解像感を高めたという。また、駆動応答速度の向上のため、1.5テスラのN52高磁束リングマグネットも採用する。

4基のBAと1基のDDを搭載。筐体の前後にも工夫を加えている

4基のBAドライバーは中高域を受け持ち、厚みある情感豊かなボーカル、華やかな高域の広がりや楽器の明確な配置、コンサートホールのような広い音場を再生するとしている。

フロントキャビティには3本のチューブを備え、各ドライバー音が滑らかに繋がるよう物理的なクロスオーバーチューニングを実施。加えて、バックキャビティ底部に平滑面を作ることで音を拡散反射し、音の損失や遅延を軽減できるという「バックキャビティミラーリフレクションストラクチャー」を採用する。

シェルは、モデル名の由来にもなっている北欧神話からのイメージに基づき、1つ1つハンドペイントでスモーキーレッドに塗装、UVコーティングを行っている。また2pin端子によるケーブル着脱に対応。付属ケーブルは銀メッキ銅導体の8芯構造、2.5mmバランスプラグを採用し、3.5mm/4.4mmプラグ変換アダプタも同梱する。

デザインは、モデル名の由来にもなっている北欧神話をイメージ

再生周波数帯域は5Hz - 40kHz、インピーダンスは32Ω、感度は110±2dB。

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