専用ヘッドセットもOEMで供給

米ハーマン、インタラクティブな車内コンサート体験を実現するライブプラットフォームを発表

ファイルウェブ編集部・筑井真奈
2021年01月08日
ハーマンインタナショナルは、車内を新たな居住空間の場とする新たな取り組みとして、インタラクティブな車内コンサート体験を実現する「Live Interactive Virtual Experience(L.I.V.E.)」と、専用のヘッドレスト「Personal Audio Headrest」を発表した。

車の中からアーティストと交流が行える新たな体験の創出

L.I.V.E.は、車内、あるいは自宅にいながらにして、ソーシャルディスタンスを確保したままでライブ会場にいるアーティストと直接交流を行うことができる新たなプラットフォーム。

L.I.V.E.の核となるのはファンとアーティストの相互交流にあり、ファンからのメッセージをスクリーンや照明などを通じて直接アーティストに届けることができる。アーティストはそれを受けてファンへメッセージを返すことができる。例えばファンの拍手がイベント開始の合図となったり、照明を変化させたり、グッズの販売や投げ銭なども行えるという。

アーティストへの応援やメッセージを送ることができる

L.I.V.E.では、ファンは自分の観たいシーンや音響を自分専用にカスタマイズすることができる。複数のカメラアングルから、好きなアーティスト、例えばドラマー、あるいはヴォーカリストに、さらにズームして視聴することができる。さらに5Gを活用することで、さらに高音質なオーディオと映像ストリーミングが可能になるほか、歌詞やメンバーのバイオグラフィー、演奏されている楽器の詳細な情報などにもアクセス可能になる。

Personal Audio Headrestは、車内でのイマーシブオーディオの体験の質を新次元に高めるものとして開発されたハードウェア。3D空間オーディオにも対応する。自動車のインテリアメーカーや座席システムのサプライヤーと共同で開発され、OEMとして提供される。

専用開発したヘッドレストでイマーシブな音楽体験が可能になる

無印の「Personal Audio Headrest」と「Personal Audio Headrest Plus」を用意。いずれもサラウンドまたはステレオ音声を、搭乗者個人向けにカスタマイズされた音楽パフォーマンスを届けることができる。「Plus」には、ヘッドレストにウィング(翼)がついており、さらにプレミアムな音楽体験を実現させる。

カーオーディオのシニアバイス・プレジデントであるフランク・モファ氏は、「(新型コロナウイルスの影響で)従来のライブイベントが中止されており、ライブ体験の需要はかつてないほど高まっています。その結果、ライブコンサートストリーミングとドライブインコンサートが中心となり、音楽を楽しむ新しい時代に入りました。ハーマンは、何十年にもわたる音響の専門知識と最先端の接続テクノロジーを組み合わせることで、車をライブコンサートの場に変えることができます」とコメントしている。

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