ミドルクラス新シリーズ“NEO”第1弾

iFi、“すべて新設計”のミドル帯フルバランスヘッドホンアンプ「NEO iDSD」

編集部:杉山康介
2020年11月20日
トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うiFi audioのミドル帯“NEOシリーズ”より、DAC兼ヘッドホンアンプ「NEO iDSD」を12月下旬に順次出荷開始する。価格は95,000円(税抜)で、本日11月20日より受注が開始される。

NEO iDSD

NEOシリーズは、同ブランドのフラグシップ“Proシリーズ”の下位に位置づけられるミドルクラスの新シリーズ。NEO iDSDはその第1弾となる製品で、「すべてが新設計」の据え置き型DAC兼ヘッドホンアンプだとしている。

デジタルエンジンは同ブランドが幅広く使用しているバーブラウン製のDACチップを基本としつつ、模範的なDACステージを生み出すためにカスタムデザインが施されているという。XMOSチップは新世代の16コアICチップで、現世代の2倍のクロックスピードや4倍のメモリーを実現し、最新のスーパースピードUSB規格にも準拠。同社デジタル開発チームがファームウェアをプログラミング・音質の最適化をしているため、バーブラウンDACとの完璧な組み合わせを確保できているとしている。

他にもiFiのGMT(グローバルマスタータイミング)フェムト精度クロックやインテリジェントメモリバッファーなどのジッター除去技術も適用。GTO(Gibbs Transient Optimised)デジタルフィルターも組み込まれており、今後アップデートで別のデジタルフィルターを適用することも予定しているとのこと。

デジタルフォーマットは最大でPCM 768kHz、DSD 512、DXD 768kHzに対応するほか、MQAのフルデコードにも対応。DACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」設計により、PCMとDSDが別の経路を通るため、どちらの信号もビットパーフェクトの状態で伝送されるという。

フロントには4.4mmと6.3mmのヘッドホン端子を搭載

アナログ回路は本機のために開発されたフルバランス回路設計「PureWave」を搭載。新開発の「バランス・シンメトリカル・デュアルモノ・トポロジー」を採用し、短くダイレクトな信号経路を実現。部品も特製のオペアンプをはじめ高品質なものを全体にわたって使用。ボリュームも高解像度を保つため、マイクロプロセッサーでコントロールされた抵抗ラダーを経由し、アナログ領域で調節する仕組みとなっている。

クアルコム製チップと専用回路を組み合わせた「Bluetoothエンジン」を搭載しており、コーデックはaptXやLDAC、LHDCなどを含む“規格内で可能な限りすべてのコーデック”に対応。エンジンはワイヤレスでのアップデートが可能なため、将来的にコーデックを追加することも可能だという。

電源供給回路には優れたPSRR(電源電圧変動除去比)を示すというリニア・レギュレーションを採用。筐体はアルミニウム製で、縦置き/横置きの両方が可能なよう設計されている。

縦置きにも対応

入力は光/同軸デジタル/USB端子、出力はXLRライン/RCAライン/4.4mmバランス/6.3mmバランスエンド端子を搭載。動作モードは固定ライン出力/可変ライン出力/ヘッドフォン出力の3つを備える。外形寸法は214×146×41mmで、質量は970g。同ブランドのアクティブノイズキャンセレーション搭載電源アダプター「iPower5V」が付属する。

本機の背面図

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