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ウッドコーンオーディオ初の一体型

ビクター、新ウッドコーンコンポ「EX‐D6」。aptX HD/aptX LL対応、BT送信機能も装備

公開日 2020/11/04 12:11 編集部:川田菜月
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JVCケンウッドは、ビクターブランドより、振動板に “木” を採用したウッドコーンスピーカー搭載の一体型コンポーネントシステム「EX-D6」を、12月上旬から発売する。価格はオープンだが、税抜60,000円前後での実売が想定される。

「EX‐D6」

同社ウッドコーンオーディオ製品として初の一体型スタイルを採用。先日公開されたティザー動画にて発表が示唆されていた新モデルが登場したかたち。EX-D6はCD/ラジオ/Bluetooth/USBを備えたオールインワン仕様で、幅広い音楽ソースに対応可能としている。

一体型スタイル採用のウッドコーンコンポ

搭載するウッドコーンスピーカーは、φ8.5cmフルレンジユニットを2基採用。サウンドは定位感の良さとキレのある表現力を可能にし、艶のある美しい中高域と豊かな低域再生を実現するとしている。

ユニット磁気回路の後部にウッドブロックを装着し、装着位置の最適化によりダクトから生じる不要な高域成分を制御。また磁気回路にはポールピース上部に銅キャップを採用し高域特性を向上させ、歪みを抑えてクリアなサウンドを実現。ボイスコイルはエネルギー効率を高める4N-平角4層線を採用している。

エンクロージャー内部には新開発の反射板と補強桟を配置。剛性を高め、さらにスピーカーユニット後方から排出される音を、反射板により斜め前方&上方に拡散することで、一体型システムでも広い音場空間を表現するとのこと。

Bluetoothはバージョン5.0。プロファイルはA2DP/AVRCP、コーデックはSBC/AAC/aptXに加えて、高音質のaptX HDと低遅延のaptX LLもサポートする。またBluetooth送信機能も備え、ワイヤレスヘッドホンやイヤホンに接続して楽しむこともできる。なお送信時のバージョンは5.1、対応プロファイルはA2DP、コーデックはSBCのみ。

USBメモリー再生では、最大192kHz/24bitのハイレゾ再生にも対応。フォーマットはMP3/WMA/FLAC/WAVをサポートする。CDやラジオ放送、外部入力のMP3録音にも対応し、接続端子部は使い勝手に配慮して前面に配置した。

筐体にはMDF材を使用した高剛性な四方留め構造を採用。内部配線に18番線OFCワイヤーを使用し、高音質を実現するとしている。ボトムシャーシ固定部およびリアパネルには、台座付銅メッキネジ/銅メッキネジ/アルミワッシャなど異種金属を組み合わせて採用し、共振を分散させて振動の影響軽減を図っている。

デザイン面ではインテリアとしても楽しめるようこだわったとしており、シックな木目調のフラット&ローデザインに、天板にはビクターブランドを象徴する「犬のマーク」を配置。ディスプレイは前面中央に配置、カタカナ表示にも対応し、表示部の明るさを調節できるディマー機能も装備する。

天板にビクター犬のマーク

ラジオはAM/FMとワイドFMに対応。他機能面ではリピート再生やランダム再生、曜日指定などができるタイマー再生、タイマー録音機能などを搭載。スリープタイマーや15分間無操作で自動電源OFFとなるオートパワーセーブ、Bluetooth接続時に電源ONとなるスタンバイ機能も備える。

背面部

付属品

ほか最大192kHz/24bitのPCM信号に対応したデジタル入力端子も装備する。外形寸法は450W×136H×290Dmm、質量は7.05kg。付属品にはリモコン、FM簡易型室内アンテナ、AMループアンテナを同梱する。

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