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ピークノイズ制御技術「T. F. A. T」を引き続き搭載

Unique Melody、3Dプリント製チタニウム筐体のハイブリッドイヤホン「Maverick Ti」

2020/02/19 編集部:成藤 正宣
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ミックスウェーブは、中国Unique Melodyのイヤホン新モデル「Maverick Ti」を、2月21日より発売する。オープン価格だが、市場では税込131,450円前後での実売が想定される。

「Maverick Ti」

ハイブリッド型イヤホンでありながらシームレスな音の繋がりや、「10畳程度のスタジオルームに、ニアフィールドモニターが配置された空間」といった、これまでの“MAVERICKシリーズ” のサウンドコンセプトを引き継ぎつつ、金属3Dプリンター筐体で出力したチタニウム筐体の採用により更に音質を高めたというモデル。

低域にダイナミックドライバーを1基、中低域に1基/中域に1基/高域に2基のBAドライバーを採用。さらに、独自技術「T. F. A. T」を実現するための専用セミオープン型BAドライバー1基を加えた、計6基のドライバーを搭載する。

T. F. A. Tは、特定の非常に狭い周波数帯域に存在する“ピークノイズ”を、セミオープン型BAドライバーから発生させた逆位相信号により制御するという独自技術。クロスオーバーの調整や抵抗ダンパーの活用、音導管の長さ調整など、内部設計の改良だけでは対応しきれないピークノイズを、除去する帯域/除去する量にいたるまでコントロールできる点で革新的な技術だと同社では紹介している。

専用のBAドライバーを使い、特定の周波数帯域に存在するピークノイズを打ち消す独自技術「T. F. A.T」を搭載

耐腐食性/耐アレルギー性に優れる医療用素材を用いたチタニウム筐体は、アクリル筐体の1/6の厚み(0.2mm)で、その15倍に達する強度を実現。熱伝導率も低く、あらゆる気象条件で快適に着用できるとしている。音質面でも、その吸音率の低さからイヤホン設計における音響干渉の課題を解決できるため、サウンド設計において非常に重要なファクターとなっているとのこと。

3Dプリンティングされたチタニウム筐体は、デザイン/強度/装着感/音質のそれぞれに大きく影響するとのこと

形状は建築デザインに精通するプロのデザイナーが手掛けており、レーザー積層工程に12時間、テンパリング工程に12時間の計24時間かけて出力された後、切削加工、研磨加工、アセンブリー工程など、複雑な工程がほぼすべてハンドメイドによって行われる。

付属品としてシリコンイヤーチップ/フォームイヤーチップの他、韓国Dignis社製のオリジナルレザーケースが付属。ケース内部はハウジング同士のぶつかりを防ぎ、傷つけない構造となっている。

Dignis製ケースが付属する

再生周波数帯域は20Hz〜20kHz、インピーダンスは28Ω、入力感度は120dB SPL/mW。ケーブル長は約122mmで、MMCX端子によるケーブル着脱に対応する。

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