HOME > ニュース > コルグ、真空管「Nutube」搭載ヘッドホンアンプの自作キット「Nu:tekt HA-S」。カスタマイズも可能

ハイファイサウンドと真空管サウンドを切替できる

コルグ、真空管「Nutube」搭載ヘッドホンアンプの自作キット「Nu:tekt HA-S」。カスタマイズも可能

2020/01/10 編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
コルグは、同社がノリタケ電子と共同開発した真空管「Nutube」を搭載するヘッドホンアンプ自作キット「Nu:tekt HA-S」を2月下旬に発売する。価格はオープンだが、税抜25,000円前後での実売が予想される。

「Nu:tekt HA-S」

アメリカのアナハイムにて1月16日(現地時間)より開催される「NAMM 2020」に出展される新製品。はんだ付けなしで製作できるため、初心者でも簡単に組み立てられるとしている。

Nutubeは、従来の真空管と同様の豊かな倍音特性をより小型で安定したエネルギー効率の高い方法で実現。「オーディオ愛好家が愛してやまない本物の真空管サウンドを提供」するという。

クリアケースなのでNutubeの緑の光がほのかに透けて見える

本機にはNFB(負帰還)スイッチが搭載されており、ONにすることでNutubeの歪み率と倍音が低減されて高音質なクリーンで澄んだ「ハイファイな」サウンドに、OFFにすることで倍音が増幅されて真空管色の強い豊かなサウンドに切り替えられる。

また、キットには出力段のオペアンプとして、JRCの「MUSES01」と「NJM4580」2種類を同梱し、ICソケットで交換してサウンドを変えられるようになっている。それぞれの傾向としては、MUSES01は「プレミアムオーディオ志向」、NJM4580「正統派」という。回路図も同梱されているため、部品を変更したりとカスタマイズして独自のヘッドホンアンプを製作できるとのこと。

オペアンプの交換でサウンドを変えられる

出力インピーダンスは10Ω(推奨負荷15Ω以上)で、入力/出力共にステレオミニの端子を搭載。駆動には単3アルカリ乾電池2本を使用し、約9時間の動作が可能。外径寸法は111W×29H×65Dmmで、質量は110g(電池含まず)。

キットの内容物

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク