産業向けサービスの創出も目指す

パイオニアとネインが資本業務提携。音声UIを活用した車載製品など強化

編集部:川田菜月
2019年12月11日
パイオニアは、音声UIソリューション事業を展開する(株)ネインと12月3日付で資本出資および業務提携に関する契約を締結したと発表。これにより、ネイン独自の音声UI技術とパイオニアの車載モビリティ向け技術を連携させ、新たな車載製品や産業向けサービスを創出するとしている。

2017年にオンキヨーグループとして、ネインとの「共同開AIにつながるヒアラブルデバイス市場への参入に向けた共同開発に関する基本合意」を発表。同年にパイオニアのイヤホン/ヘッドホン向けにスマートフォンに届く通知を音声で読み上げるAndroid用アプリ「Notification App」の提供を開始するなど、協業体制を強化してきた。

ネインは「インターネットをスクリーンから解放したい」という考えのもとに、ヒアラブルに特化したアプリやファームウェア、デバイスを開発。これまでに音声通知機能搭載のイヤホン「APlay」を2016年に、メッセージ読み上げ対応のヒアラブルアプリ「Zeeny」を2018年に発表している。

現在はソフトウェアを他社オーディオブランドにライセンス、IoTサービスとして提供する、フィールドワーカー支援ソリューション事業も展開。ネインは「総額2.6億円の協業及び資本業務提携を締結した。車載モビリティへの応用のほか、同ソリューション事業やヒアラブル技術を活用した旅行者向けAR情報配信サービス事業などの拡大、および産業分野におけるさらなる事業創出も目指す」とコメントしている。

パイオニアは、2024年に向けた新ビジョン “未来を開拓しつづけます” のもと、変革推進本部とその傘下のイノベーション推進グループとキーコンポーネントグループを新たに設置。独自のキーコンポーネント技術の開発、およびその技術を活用した新価値創出の取り組みの強化を図っている。ネインとの業務提携はその一環としており、「今後も他社との協業も積極的に推進しながら、社会課題の解決に寄与する新たな事業機会を創出していきます」としている。

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