電気製品認証協議会がイトーヨーカドー大森店で開催

電気製品の安全マーク「Sマーク」って何? 認知と理解を高めるイベントが関心集める

PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
2019年10月18日
■「Sマーク」って何?

電気製品認証協議会(SCEA)は、電気製品の安全マーク「Sマーク」をより身近により多くの人に知っていただくことを目的としたイベントを、10月5日(土)、6日(日)の二日間にわたり、イトーヨーカドー大森店(東京都大田区)の1階イベントスペースで開催した。

小さなお子さんがいるご家庭では電気製品の安全性に対する関心が高い

「Sマーク」とは、電気製品を安心して購入、使用するための安全性を示す目印。国内外から信頼を得た公正・中立な第三者の認証機関により、多項目の安全試験や工場での品質検査が行われ、厳しい安全基準をクリアした電気製品にのみつけられる。法律で義務付けられたものではないが、電気製品を購入する上での大事な目安となり、店頭で販売されている電気製品の約7割にはSマークがついている。

普段はなかなか気づくこともないため、イベント会場に用意した電気製品についている「Sマーク」を実際に見て、その存在を初めて知る人も少なくなかった。冷蔵庫の扉の内側や炊飯ジャーの背面など、モデル名や電圧が表記されたシール内にSマークは表示されている。ご使用の電気製品にはSマークがついているか。ぜひ、確認してみてください。

会場で実際の電気製品についているSマークを確認。Sマークがついていることを初めて知る人も少なくない

イベント会場では、Sマークについて説明したビデオ映像やパンフレット、わかりやすく紹介したマンガを用意して、Sマークの意味とその重要性について啓発。簡単なアンケートに参加すると、もれなく参加賞とさらに抽選でイトーヨーカドーの商品券が当たるくじ引きが行われた。

毎年、東京と名古屋でそれぞれ二日間にわたり開催される本イベントについて、電気製品認証協議会 広報専門部会長・三浦佳子氏は「Sマークを知らない人はまだまだ多い。しかし、ご説明すると皆さん『今度から電気製品を買うときにはちゃんと確認するようにしたい』と大きな関心を示されます。『子どものためにはSマークがついている製品の方が安心ですね』と若いご夫婦が感想を述べられていました。こうした地道な広報活動が、安全な製品を選ぶ助けになればと思います」と認知拡大を訴えた。

電気製品認証協議会 広報専門部会長・三浦佳子氏

■電気製品を安心・安全に利用するためには

電気製品には国内外から数多くのブランドが溢れかえり、その購入方法も多様化している。「電気製品には事故があります。自分自身や身の回りの人がそうした境遇にでもならない限り、自分には関係のないものと皆さん思いがちですが、“100%の安全”などないことを改めて意識してほしい」と注意を呼び掛ける。その不安を解消する備えのひとつとなるのが、購入時に「Sマーク」をきちんと確認すること。

「最近目立つのは、高齢者の間で事故が増えていることです」と指摘する三浦氏。これから年末年始、また、お盆で帰省する際には、電気製品の買い替えを手助けしたり、使用している電気製品を点検したりすることも、高齢世帯に対して気を配らなければならないひとつのポイントと言えるだろう。最近は電気製品を壊れるまで買い替えないケースが増えていると聞く。「Sマークの付いた製品は、そうでないものより少し高価にはなりますが、安全が担保されていることや、長くご使用されることを考えれば、製品を選ぶ際にはぜひ、Sマークを意識していただきたい」と訴える。

映像やパンフレットを用意して「Sマーク」についてわかりやすく説明。Sマークの裏打ちとなる厳しい耐久試験についても確認できる

東京では毎年、イトーヨーカドーの協力を得て開催される本イベント。消費者に安全な製品をお届けするためには、売り手側の意識も大事なことは言うまでもない。同社は、経済産業省が主催する、製品安全に関する企業の優れた取り組みを評価、広めるための「製品安全対策優良企業表彰(PSアワード)」において、大企業小売販売事業者部門で経済産業大臣賞を3度受賞。総合スーパーでは初の「製品安全対策ゴールド企業」に認定されている。

「消費者の意識を高めることは容易ではありません。ただパンフレットを配っただけでは、目を通していただけないことも珍しくありません。ですから、フェイス・トゥ・フェイスで直接お話することができる、こうした機会は設けることは何より大切なこと」と力を込める。

わかりやすくマンガにしたリーフレット。参加賞として、Sマーク入りのエコバック、または、Sマーク入りマグネットが選べる

イベントでは参加賞として“Sマークグッズ”を毎年用意。今年はカラフルなエコバックがプレゼントされた。せっかく関心を持っても、その場限りという例は少なくない。三浦氏は「お買い物の折に、エコバックについているSマークを目にすることで、Sマークが電気製品の安全マークであることを思い出していただくきっかけになればうれしいです」と語る。電気製品の安全性を確認する目安となる「Sマーク」。認知拡大へ向けた取り組みにさらに力を入れていく構えだ。

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