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ブースで速攻体験

<IFA> 結論、オープン型でNCはできます! ファーウェイの完全ワイヤレスをハンズオン

2019/09/06 編集部:風間雄介
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独ベルリンで開催されている「IFA2019」一般会期の初日となる6日、ファーウェイが完全ワイヤレスイヤホンの新製品として、オープン型でありながらノイズキャンセリング機能を搭載した「Freebuds 3」を発表した。

「Freebuds 3」

プレゼンで、ことあるごとにAirPodsとの比較が行われていた本機。機能面での最大の特徴は、オープン型でありながらノイズキャンセリング機能に対応したことだ。

ご存じのようにノイズキャンセリングイヤホンは、カナル型のイヤーチップなどでパッシブな遮音性を確保したうえで、マイクから収集した音をもとに外音を打ち消す信号を発し、ノイズ成分をキャンセル仕組みになっている。

そもそも、外音が隙間からどんどん入ってくるオープン型イヤホンでノイズキャンセリングを行えるのか、できるにしても実際の意味があるのか…などと考えながら、早速同社ブースに向かうと、すでに実機が多数置いてあった。デモ機も一台置かれていた。

ブラックモデルも用意される

外観を眺めると、言うまでもないがAirPodsと非常に似ている。さっそく装着すると、装着感もほぼ変わらない。そして楽曲を再生してみると、外音がほどよく聞こえる中に音楽が流れ出す。聴き慣れたAirPodsの音に似ている。なお、スマホと接続しているコーデックについて説明員に尋ねてみたが、不明とのことだった。

ここで、ノイズキャンセリングをONにする。本体設定のBluetoothのところから、いま接続されているFreebuds 3を選択。するとノイズキャンセルのON/OFFスイッチがあるので、これをONにする。

この状態で、もう一度Freebuds 3を装着すると…。なんと、IFA会場のかなり大きな喧噪が、相当静かになる。もちろん、カナル型ノイズキャンセリングイヤホンほどの静寂を期待してはいけないが、はっきり「快適さが上がった」と感じられるレベルだ。プレゼンでは15dBまでのノイズ低減が可能としていたが、体感的にもその数値に納得がいく。

ノイキャンをONにした状態での音楽再生は…というと、これが、さきほど聴いたノイキャンOFF時の音より良く感じた。数分程度の試聴なので断言はできないが、音がよりクリアに、低音の沈み込みもより深くなった印象だ。ノイキャンON状態を前提に音づくりしているのかもしれないし、単純に周りの騒音が落ち着いたことで、より音楽に集中できるようになったということかもしれない。

いずれにしても、オープン型のノイズキャンセリングは思いのほか効果があることがわかった。これができることがわかった以上、一部で噂の、ノイズキャンセリング搭載AirPodsの登場にも期待してしまう。

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