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同ブランドの新フラグシップ

Noble Audio、3種類のドライバーを採用したハイブリッド型イヤホン「Khan」。実売26.8万円前後

2019/04/26 編集部:小野佳希
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エミライは、同社が取り扱うNoble AudioのユニバーサルIEM 新モデルとして、同ブランドとして初めて異なる3種類のドライバーを使用したハイブリッド構成を採用したフラグシップ機「Khan」を5月24日に発売する。オープン価格だが268,000円前後での実売が予想される。本日4月26日より予約受付を開始した。

Khan

低域用に10mm径ダイナミックドライバー 1基 、中低域用にKnowles製BAドライバー 2基、中高域用にKnowles製 BAドライバー 2基 、超高域用に10mm径PIEZOドライバー 1基という合計6基のドライバーを搭載。上記のように、Noble Audio史上初めて、異なる3種のドライバーを使用したハイブリッド構成を採用した。

エミライでは本機を「Noble Audioの歴史に新たな1ページを刻むフラグシップモデル」だと表現。「Khanは当初、特にNoble Audioの伝説的なIEMであるK10をこよなく愛するお客様をターゲットとして開発がスタートした。開発を進める過程で革新的なドライバーやマテリアルとの出会いを経ることで、Khanは最終的にKatanaを超えるリファレンス・サウンドを獲得し、新生Noble Audioを代表する作品に仕上がった」とアピールしている。

超高域用のピエゾドライバーは、日本で設計・製造されているセラミックピエゾドライバーを採用。セラミックピエゾドライバーには機械部品がなく、基本的には、電荷によってセラミックの形状が変化し、電荷が解放されると元の形状に戻るという原理を使って音を出す。その変化が極めて高速なため、非常に正確で正確な高域の再現が可能だとしている。

ノズル部には、フィルターを装着したステンレス製パーツを採用。耐食性が高いステンレスを採用することで、長期の使用にも耐える堅牢性につなげている。

フェイスプレート部には、高純度の金属と他の元素を最新の技術で混合することで優れた物理特性と美術的な美しさを兼ね備えるという特殊素材「M3(Macro-Molecular Materials)」を使用。M3で使われる金属素材は、マクロ分子処理を経て、独自の分子構造を持つまったく新しい金属へと生まれ変わるため、Khanのフェイスプレートの金属部は、従来の金属パーツとは異なり、酸化することなく長期にわたって美しさを維持するだけでなく、新しい分子構造により傷にも強いという特長を持つという。

また、フェースプレートにはシルバーとブラックの複雑な組み合わせによるマーブル調の模様が描かれており、同じ素材から削り出されて作られているが、一つとして同じ模様はないと説明されている。

ケーブルは着脱式で、コネクター部は2-pin/0.78mm規格。Khanのために新たに選定された銀メッキ高純度銅導体のリッツ線を採用した純正ケーブルが付属。「耐久性と音質を高いレベルで両立したこのケーブルは、Khanの能力を余すところなく表現する」とアピールしている。

再生周波数帯域は20Hz - 25 kHzで、能率が109 dB(1 kHz)、インピーダンスは19Ω(1 kHz)。

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