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Netflix画質モードも対応

<CES>ソニー、有機ELテレビ新フラグシップ「A9G」シリーズ。IMAX Enhancedにも対応

2019/01/08 編集部:風間雄介
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ソニーは、CES 2019において、4K有機ELテレビの最上位シリーズ「A9G」を発表した。画面サイズは77型/65型/55型の3サイズ。米国で春以降に順次発売する。価格は未定。日本で発売するかどうかも現時点では未定。

ソニーの有機ELテレビ新フラグシップ「A9G」(65型)

従来のA9Fに比べ、壁掛け時に約1/2の薄さを実現し、空間に溶け込むスタイルを実現した。これは、世界的な壁掛け設置需要の高まりに対応したものという。

横から見たところ。壁掛け時の厚さを従来比1/2にした

映像プロセッサーには「X1 Ultimate」を搭載。独自のパネル制御技術「Pixel Contrast Booster」も搭載した。

有機ELパネルも、A9Fの次の世代のものを搭載しているとのこと。ピーク輝度はほぼ変わっていないとのことだが、パネル特性は当然変わっている。それにあわせて、X1 Ultimateの画作りを調整し直したとのことだ。

加えて、X1 Ultimateの使いこなしも進んできて、これも画質向上に寄与しているとのこと。

音質については、画面自体が振動する「Acoustic Surface Audio+」を搭載。またセンタースピーカーモードにも対応する。さらに2019年内のアップデートによってドルビーアトモスにも対応する予定だ。

画質モードでは、Netflixと共同開発した「Netflix画質モード」のほか、IMAX Enhancedにも対応している。

HDMIのバージョンはHDMI 2.1となる。ただしHDMI 2.1で追加された機能で対応するのはeARCだけで、そのほかのHFR(High Frame Rate)映像対応や可変リフレッシュレート機能「VRR」、自動低遅延モード「ALLM」などには対応しない。

なおeARCは、HDMIケーブルのイーサネットチャンネルなどを使い、従来のARCでは伝送できなかった非圧縮の5.1/7.1ch、またドルビーアトモスやDTS:Xなどのオブジェクトオーディオをテレビ経由で伝送できる機能だ。

他サービスとの連携では、従来通りGoogleアシスタント built-inによって、ブラビアに話しかけるだけでテレビの操作ができる機能を備える。

またアップルのAirPlay 2とHomeKitにも、将来のアップデートで対応する。AirPlay 2に対応したことによって、iPhoneやiPad、Macからコンテンツをストリーミング再生できる。

さらにHomeKitとAirPlay 2の合わせ技によって、iPhoneなどに「ヘイSiri」と語りかけることで、テレビの電源ON/OFF、コンテンツの再生などが行える。iPhoneユーザーが多い日本では、多くのユーザーに受け入れられそうだ。

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