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高齢化進行で高まる地域店の役割と責任

N&Eハウス「川又電化サービス」(東京都板橋区)、頼れる安心感と存在感をくまなく発信

2018/12/21 Senka21編集部・竹内純
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3月17日、「年々売り上げが上がり、お客様も徐々に増えています。これからも慢心することなく、お客様をもっと増やしていきたい」とN&Eとして新たなスタートを機に気持ちを引き締める武澤社長。

創業者で会長の川又馨・陽子ご夫妻と武澤茂店長の3名体制

アルバイト時代から20年。5年前に川又会長から店を引き継いだ。「日々新しい製品と出会えることがうれしいですね。それをお客様に説明し、購入して喜んでいただけることが、私にとっても何よりの喜びです」としみじみと語る。

今年、創業50周年。年商は3600万円

今年は創業50周年のメモリアルイヤー。創業時には半径500mに25もの地域電器店が店を構えていたが、マンションが続々と立ち上がり賑わいを増すのとは対照的に、今ではわずか5店にまで縮小した。川又会長は「量販店にはないものをみつける視点が大事。量販店にはできないこと、地域電器店だからこそできることがまだまだたくさんあります。町医者と同じですよ。お客様との絆がしっかりとしていれば商品を買っていただけます。高齢化にこそチャンスありです」と武澤店長へエールを送る。

パナソニック(松下電器産業)から贈られた数々の感謝状が50年の歴史を物語る

地域電器店の数がぐんと減り、日々の生活の拠り所とも言える存在を失ってしまった高齢の方がたくさんいる。川又電化サービスが代わってその役割を担うことで、地域になくてはならない存在感をさらに高めていく構えだ。

お客様ひとりひとりと固い絆で結ばれ、高齢化にこそチャンスありと意気込む

そのような中、お客様から新しいお客様を紹介していただけることは信頼の証。さらに「高齢になって行動範囲が狭くなる中で、近くにまだ安心して頼れる街の電器屋があることを知っていただく取り組みにも一層力を入れていきたい」と力を込める。その大きな武器とするのが定期的に配布する“チラシ”。イラストをふんだんに用いてわかりやすく、面白く、興味を持って目を通してもらえる工夫を凝らすのが特徴。大事にとっておいてくれるお客様も多いという。

電球やコード類なども丁寧な品揃え

調理家電は注力商品に絞り込んで展示

若さを武器に、今後のテーマとして貪欲に挑むのは“おうちまるごと提案”。リフォームや工事など、物販以外の構成比拡大を目指す。すでに、アラウーノやIH、洗面台など2年前から取り組みを本格化。いまでは毎月数台のペースでコンスタントに販売実績が出始めている。

物販に加えて“おうちまるごと提案”のリフォーム強化を掲げ、力を入れる

かつて武澤店長が川又会長の右腕となって奮闘したように、売上拡大の実現へ向け、新たな人材の採用・教育を今後の課題のひとつとして挙げた。

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