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リフォーム強化へ認知を徹底

N&Eハウス「市橋電気」(東京都板橋区)、さらなる地域密着で存在感はもっと高められる

2018/12/21 Senka21編集部・竹内純
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3月10日、N&Eとして新たなスタートを切った市橋電気。物販店が次から次へと店をたたみ、飲食店に代わっていく商店街。そうした中、今回の改装を行っていると、「皆さんから『無くなってしまうのですか? 困ってしまいます』と言われ、地域に根差した存在であることをつくづく実感しました。お客様第一に、N&Eとしてさらに発展していかなければなりません」と気を引き締める中里芳行社長。

中里社長ご夫妻、風見店長、森田氏の4名体制

創業67年、お得意様も高齢化が進むが、一方ではご紹介によるお客様などが増え、トータルではほぼ増減がないという。「娘さん・息子さんの代になって面識がなくなってしまうと、どうしてもつながりが途絶えてしまいがちです。しかし、信頼関係をひとつひとつ強固にしていくことで、お客様の数はまだまだ増やせると思います」。

関係者一同で記念撮影

入り組んだ細い道が多い地域の特性から、思わぬ弊害となって立ちはだかっているのが、違法駐車に対する取締り厳格化だという。「車を離れ、お客様のお宅にあがってお茶をいただく機会もめっきり少なくなってしまいました。ご高齢のお客様は会話をするのを本当に楽しみにされています。中には、商品を買わなくなったから話もしに来てくれないのではないかと誤解されるケースもあって困ってしまいます」とこぼす。

年商は8000〜8500万円。登録客1000件中稼働客は700〜800件

そのような中で、強化を目指すリフォームの取り扱いを、どのように周知徹底していくかは当面の課題のひとつ。「お話しができる短い限られた時間の中で、取り敢えず、困りごとがあったらお電話をくださいとお伝えしています」。すると、例年にない厳しい寒さとなったこの冬、水道管が凍って水が出なくなってしまった朝、4件のお客様から連絡が入った。「市橋さんならなんとかしてくれる、そう思っていただけたのだと思います」と間口は確実に広がりつつあるようだ。

電池や電球など買い回り品も充実

最近は老人ホームやケアハスス、介護施設などから紹介が来るケースが目立ち始めた。「価格云々より、後々まできちんと面倒を見てくれる店にお任せしたいのですね。最近は、お客様からの要望も高まる介護ベッドなどの介護商品も扱い始めています」。リフォームでは「まずは見積もり段階で候補に入れていただかないと」とアピール不足を認識。ちょっとした水道工事から大掛かりな工事まで幅広く手掛け、売上構成比拡大を目指す。

テレビはプライベートビエラにも注力

昭和26年に現会長が創業してから33年目に、従業員だった中里社長が25歳で店を引き継ぎ、さらに34 年の月日が流れた。「還暦を迎える節目の年に、新しいスタートを切れることを本当に幸せに思います。お客様に可愛がっていただける電気屋として頑張っていきます」と決意を新たにした。

小型の調理家電にリボンを使って演出

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