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ブースとは別に特設ルームを用意してデモ

<Inter BEE>キヤノン8K映像とヤマハ22ch音響がコラボ。会議室をコンサートホールの響きに変えるシステムも

2018/11/14 編集部:小野佳希
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Inter BEE 2018(2018年国際放送機器展)が開幕。キヤノンとヤマハは、それぞれのブース出展に加えて、8K曲面映像と22ch音響システムを組み合わせた特設ルームも展開している。

大型の曲面スクリーンと22chサラウンドシステムを展開

特設ルームでは、キヤノンの8Kカメラで撮影した映像から曲面映像を生成して曲面スクリーンに投映。サッカー(2017 JリーグYBCルヴァンカップ決勝 セレッソ大阪vs川崎フロンターレ)の映像を、22chサラウンド音声(※ヤマハの技術で5.1chソースを拡張)によって、まるでその場にいるかのような空間を再現するというデモが披露された。

実際に体験してみると、眼の前に広がる大型曲面スクリーンに奥行き感もしっかり感じられる高精細映像が映し出されることで、たしかに本当にスタジアムで観戦しているかのような感覚を味わえる。観客席からの映像では生観戦の疑似体験ができるし、ピッチサイドからの映像では選手たちが目の前でしのぎを削っている様子がリアルに伝わってきた。

また、これに加えて、今回の会場となった会議室のような部屋もコンサートホールのような響きにできるというヤマハの音場支援システム「AFC」(公式サイト)もデモしていた。

同システムでは、室内の残響感、音量感、拡がり感といった印象を、マイクとスピーカーを使って、自然に変化させることが可能。会場ではプロの歌手が実際に歌声を披露するデモが行われ、「響きが足りない部屋では我々も歌いづらいのだが、AFCでは本当にちゃんとしたホールで歌っているように感じることができた」と感想を語っていた。

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