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イヤホン側は2pin端子

ラディウス、銀メッキ単結晶銅導体を採用したφ4.4mmバランス端子リケーブルなど3種

公開日 2018/06/15 12:29 編集部:小澤貴信
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ラディウスは、2pinコネクターを採用したφ4.4mm 5極バランスケーブルとして、銀メッキ単結晶銅導体を採用した「HC-2SPC44」、単結晶銅導体を採用した「HC-2MCC44」、無酸素銅導体を採用した「HC-2OFC44」の3種を6月21日より発売する。価格は以下の通り。

・「HC-2SPC44」¥OPEN(予想実売価格21,980円前後)
・「HC-2MCC44」¥OPEN(予想実売価格14,980円前後)
・「HC-2OFC44」¥OPEN(予想実売価格10,980円前後)

HC-2SPC44

いずれのモデルもケーブル部には8本ブレイド構造を採用。外皮にFEPを用いている。それぞれ導体のみが異なるかたちだ。長さはいずれも130cm(Y型)。

HC-2SPC44は、銀メッキを施した純度99.9999%(6N)以上の単結晶銅導体を採用。単結晶銅は、特別な鋳造方式により音声信号伝送方向の結晶粒界(結晶同士の隙間)をなくし、不純物の混入等を低減して導電性を高めたとする導体。ケーブル導体として広く採用されているタフピッチ銅と比べ、伝送ロスが少なく高いS/Nを誇ると同社は紹介している。また、銀メッキを施すことによって、FEP絶縁処理工程で生じる熱等による導体の劣化を防ぎ、単結晶銅の持つ性能を損なうことなくより高いS/Nを実現したという。

HC-2SPC44の導体

HC-2MCC44は、上位モデルと同様に純度99.9999%(6N)以上の単結晶銅導体を採用。こちらは銀メッキは施されていないが、徹底したノイズ対策で「音の解像度を高めるだけでなく臨場感溢れる音場を表現する」とのこと。

HC-2MCC44の導体

HC-2OFC44は、純度99.99%(4N)以上の無酸素銅導体を採用。無酸素銅は、純銅の不純物である酸素を取り除いたもので、タフピッチ銅と比べて音声信号伝送の抵抗や歪みの少ない優れた導電性を示し、音質劣化を低減すると紹介されている。また、曲げやねじれに強いことも特徴となる。

HC-2OFC44の導体

いずれのケーブルも、絶縁体にFEP(フッ素樹脂)を採用。FEPは絶縁特性に優れ、他の外部被覆素材で起こる可能性のある伝搬速度差の発生や、周波数特性の不安定といった問題の回避できるという。2pinコネクター部には、耳掛けしやすい金属インナーワイヤーを採用している。

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