113億円の純利益は確保

スカパー、'17年決算は減収減益。Jリーグ放映権喪失関連の減収は約52億円

編集部:小野佳希
2018年05月09日
スカパーJSATホールディングスは、2017年度の連結決算を発表。Jリーグ放映権喪失等に伴うサッカー関連コンテンツ収入が52億円減少するなど減収減益となり、最終的な純利益は前期比60億円超の減少となる113億円5,300万円となった。


営業収益(一般企業の売上高)は、前期比24.6%減の1,455億100万円。前期に計上したXバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業における衛星2号機引き渡しによる売上369億円の剥落や、Jリーグ放映権喪失等に伴うサッカー関連コンテンツ収入減少52億円、およびサッカー以外の視聴料収入の減少36億円等により、営業収益は前期比474億円減少した。

ただし、一方でサッカー関連コンテンツは費用(支出)が47億円減少。また、減価償却費が20億円増加した一方で、前期のXバンド事業衛星2号機売上原価剥落等による衛星事業原価も316億円減少した。これにより、営業費用は前期比368億円減少した。

なお、2017年度1年間での加入件数は、新規加入が37万203件、再加入が17万8,935件、解約が60万6,616件で、5万7,478件の純減。累計加入件数は326万2,393件となった。前期比で見ると、新規加入件数は2万件増、再加入は1万3,000件増、解約は7万2,000件減、順増減数は10万5,000件増だった。

2017年度のメディア事業において同社が行った施策としては、4K対応プレミアムサービスチューナーの販売開始(7月)や、ハイブリッドキャスト機能を利用できる「スカパー!ハイブリッドキャスト」の開始(12月)などがある。番組を放送と同時にインターネット配信するIPリニアも推進し、2018年3月末時点で80チャンネルを配信している。これらにより、他社サービスとの差別化を図っているとした。

コンテンツ面では、「Mr.Children DOME & STADIUM TOURE 2017 Thanksgiving 25」「BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2017 -LAST DANCE-」などの音楽コンテンツを始めとするオリジナルコンテンツで他社との差別化を図ったと説明。「弱虫ペダル Season2」などのオリジナルドラマや、UEFAチャンピオンズリーグ17/18などのスポーツコンテンツの放送も行った。なお、2018シーズンのプロ野球ではセ・パ全12球団の公式戦を全試合放送することも改めてアピールしている。

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