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テレビの音質強化のための協業も

オンキヨー、TCLとオーディオ分野で提携。販売チャネル共有によりヘッドホンなどを海外で拡販

2018/04/10 編集部:小澤貴信
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オンキヨー(株)は、中国 TCL Multimedia Technology Holdings LTD(以下、TCL Multimedia)傘下のグループと、ヘッドホンやサウンドバー、ミニコンポなどのオーディオ商品の分野における業務提携を開始することに合意したことを本日発表した。


TCL Multimediaは、全世界においてオーディオを含めた家電の研究開発、生産および販売を一貫して手がけている企業。特に液晶テレビにおいては世界3位のシェア(約10.9%)となる販売台数を占めている。また、テレビ事業の基盤を拡大しつつ、強力な販売チャネルと生産能力を生かして、スマートテレビやスマートホームビジネスへの事業展開を図っているという。

具体的な業務提携の内容としては、長期の協業とライセンス契約に基づいて、ONKYOブランドのヘッドホン/サウンドバー/ミニコンポを、TCL Multimediaの販売チャネルを活用して全世界で販売拡大する。

また、TCL製テレビの音質強化のための協業、AI機能を付加した商品などの共同開発なども行っていく。

オンキヨーではさらなる事業の拡大を目指すために新たな販路の確保が必要となっていたことなどを踏まえ、両社の強みを活かした業務提携を始めることについて合意に至ったという。

また今回の業務提携により、中国など同社がこれまで十分な事業展開のできなかった市場において、TCL Multimediaの販売網を活用しての事業拡大を狙うという。さらにTCL Multimediaが得意とするテレビ市場におけるサウンドバーなどテレビ関連製品の市場開拓も行い、AV事業の持続的な成長を今回の業務提携の結果として見込むとしている。

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