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DSPも刷新

マランツ、13.2ch対応の旗艦AVプリ「AV8805」。全chにディスクリート独立基板、HDMI 2.1対応も

公開日 2018/02/28 11:00 編集部:小澤貴信
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最新の映像規格にフル対応。HDMI2.1にも有償アップデートで対応予定

HDMI端子は8入力/3出力を搭載し、いずれもHDCP 2.2に対応。4K/60p信号のパススルーが可能で、4K/60p/4:4:4/24bit、4K/60p/4:2:0/30bit、4K/60p/4:2:2/36bitの映像フォーマットに対応する。HDR、BT.2020にも対応。HDRについてはHDR10、Dolby Vision、HLG(Hybrid Log- gamma)に対応する。

最新の映像フォーマットにもフル対応

ファームウェア・アップデートにてeARC(Enhanced ARC)にも対応予定。eARCでは、従来のPCM/Dolby Digital/Dolby Digital Plus/DTS/AACに加えて、ドルビーアトモスを含むドルビーTrueHD、DTS:Xを含むDTS-HDマスターオーディオにもテレビ側からAVアンプへリターンして再生することができる。

冒頭で述べたとおり、HDMI2.1にも基板交換による有償アップデートで対応予定となっている。

192kHz/24bit PCMや5.6MHz DSDの再生に対応

本機はHEOSに対応した自社開発の最新ネットワークモジュールを搭載。ネットワーク/USBメモリーからの音楽ファイル再生は、5.6MHz DSD、192kHz/24bitのWAV・AIFF・FLAC、96kHz/24bitまでのALACなどの再生が可能。ギャップレス再生も可能だ。AirPlay、インターネットラジオ機能も備える。

無線LANは5GHz/2.4GHzに対応する。また、SBCコーデック対応のBluetoothも内蔵。チューナーは非搭載となっている。

ネットワークオーディオ機能はHEOSがベースで、簡易なセットアップで、SpotifyやAWAなどの音楽ストリーミング、インターネットラジオ、NASやUSBメモリーなどに保存したローカル音源を、「HEOS」アプリから操作して再生できる。HEOS対応器機同士を連携・同機させたマルチルーム再生も可能だ。

iOSデバイス/Android/Kindle Fire向けに専用アプリ「Marantz 2016 AVR Remote」を用意。入力切り替えなどの基本的な操作が可能。前述の「HEOS」アプリとも連携する。

主な仕様

HDMIは8入力/3出力を搭載。そのほか端子については、映像がコンポジット入力×5、コンポーネント入力×3、コンポジット出力×2(モニター×1、ゾーン2×1)、コンポーネント出力×1を搭載。

アナログ音声入力はバランスXLR×1、アンバランスRCA×7、フォノ(MM)×1、7.1ch×1を搭載。デジタル音声入力は、光×2、同軸入力×2を搭載する。

出力は、バランスXLR 15.2chプリアウト×1、アンバランスRCA 15.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×2、ヘッドホン×1を備える。

そのほか、Denon Link HD端子、LAN端子、USB-A端子(フロント、音楽再生用)、USB-A端子(5V/1.5A、給電専用)などを備えている。

消費電量は90W(待機時最小0.2W)。外形寸法は440W×185H×410Dmm(アンテナを寝かせた場合)、質量は13.7kg。

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