スタイルは似ていても異なるコンセプト

「肩乗せ型」のウェアラブルスピーカー、ソニーとボーズが相次ぎ発売

編集部:風間雄介
2017年10月01日
新スタイルのスピーカーが、ソニーとボーズから相次ぎ発売される。

両社の新製品に共通した特徴は、肩に乗せて使うワイヤレススピーカーということだが、想定する用途やコンセプトは異なっている。

■ソニーはテレビとの組み合わせを想定

ソニーは「SRS-WS1」(発表時のニュース)というモデルを10月14日に発売する。想定売価は25,000円前後だ。重さは約335g。

ソニー「SRS-WS1」

SRS-WS1は上部に搭載したスリット状のスピーカーから耳に向けて音が出て、音に包まれるような体験が得られることが特徴。基本的にテレビと組み合わせて使用することを想定しており、専用のトランスミッター(送信機)と充電器が付属する。

肩に乗せて使用するため、長時間の使用やラフな姿勢でも疲れにくいよう、形状にこだわった。ただしねじったりして形状を変えることはできない。

使用時のイメージ

またSRS-WS1はパッシブラジエーターも装備。このパッシブラジエーターが音と連動して震えるため、テレビで映画やライブ音源、ゲームなどを見るとき、通常のスピーカーでは得られない、体まで響く振動体験が得られる。なお、振動は弱/中/強の3段階で調整できる。

■ボーズはいつでも音楽を楽しむ製品として開発

一方のボーズが投入するのは、その名もずばり「SoundWear Companion」(発表時のニュース)という製品。米国では約300ドルで発売されているが、日本では現在のところ発表されていない。

ボーズ「SoundWear」

ソニーとは異なり、音楽再生を主な用途として想定した製品で、Bluetoothで再生機器と接続する。

同社はSoundWear Companionについて「音楽をいつでも楽しみたいと思っても、常にヘッドホンを着けて外界を遮断するわけにはいかない。いつも音楽に包まれたい人のためにデザインした製品」と説明している。

使用時のイメージ

またマイクも備えており通話も可能。重さは267g程度と、ソニーのSRS-WS1より若干軽い。

形状で特徴的なことは、適度にひねることが可能なこと。またカバーを掛けて使用する製品で、オプションで様々な色のカバーを用意している。

ソニーとボーズが相次いで肩乗せ型スピーカーを提案してきた。タイミングが同時期だったのはおそらく偶然だろう。なおウェアラブルスピーカーでは、LGが「TONE Studio」という同種の形状の製品を、既に米国などで発売している。

ソニーはテレビ向け、ボーズは音楽再生向けとコンセプトが異なっている。また快適な装着性を実現するというゴールは同じだが、それを実現するためのアプローチも違っている。両モデルが今後ユーザーからどう受け入れられるか興味深い。

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