DUNUの新ハイブリッドイヤホン登場

<ヘッドホン祭>レコード針のナガオカがルビーを使ったイヤホン参考出展

編集部:小澤 麻実
2016年10月23日
10月22日から開幕したフジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭2016」。本稿ではナガオカやDUNU、JAPAEAR、カナルワークス、センサフォニクスについてレポートしよう。

ナガオカ

「ナガオカ」の名前をブース一覧で見つけて「??」と思った方もいるのでは。そう、レコード針で有名なあのナガオカが出展しているのだ。ヘッドフォン祭は今回が初参加。現在同社が開発中だという、ルビーを使った「イヤホン」が参考出展されていた。型番や発売時期などは未定。ボディはシルバーとブラックの2種類を用意する予定。

あのナガオカがルビーを使ったイヤホンを製作

特徴は、レコード針の製造等で培った高硬度素材加工技術を活かし、人工ルビーを切削した音響フィルターを搭載している点。こちらは山形で行っているという。ドライバーの振動や、音の通り道の振動を硬いルビーでコントロールし高音質を目指したとのこと。ドライバーはBA1基。ハウジングはアルミ製。参考出展されたものは、外部からもルビーが見えるデザインになっていた。

外部からルビーが見えるようなデザインになっていた

背部にはNAGAOKAのロゴが


DUNU

サウンドアースは、DUNUの新イヤホン「DK-3001」を披露した。11月下旬発売で、価格は59,000円前後になる見込み。

DUNUの新イヤホン「DK-3001」

デュアルBAドライバー1基、BAドライバー1基、φ13mmダイナミックドライバーという構成。BAドライバーはノウルズ製の高価格帯モデルだという。デュアルBAで低域〜中域を、シングルBAで高域を、超低域と超高域をダイナミックドライバーでカバーする。

型番が「DK」で始まるモデルはBAドライバーを中心に設計したモデル。非常に難しかったため、1年ほどの時間を要したという。しかし敢えてこの方法にしたのは「どこかの帯域に特化するのではなく、バランスを取り全体的な底上げをするため」だったとのこと。ハウジングはステンレス製とし、剛性を増している。


他社製リケーブルも使えるよう仕様変更がされた
またケーブルはMMCXによるリケーブルにも対応。3.5mm端子のものに加え、2.5mmバランス接続ケーブルも標準で付属する。なおこれまでは細かな仕様の違いで純正リケーブルしか使えなかったが、「DK-3001」はサードパーティー製リケーブルも使えるよう仕様変更されたとのことだった。


カナルワークス

カナルワークスは、10月22日に発売となったばかりのカスタムIEM「CW-L12a」「CW-L12aEX」を出展していた。こちらは「初めてカスタムIEMを製作するユーザーにも比較的求めやすい価格で、迫力ある低音から伸びやかな高音を体験できるモデル」として開発されたとのこと。価格はオープンだが、直販サイトでの販売価格はCW-L12aが70,000円(税抜)、CW-L12aEXが78,000円(税抜)となっている。

CW-L12a

CW-L12aEX

CW-L12aは、ドライバーを高域と低域に1基ずつ搭載し、充実した低音から伸びやかな高音までをミニマムな構成で実現したという2ウェイ2ドライバー構成。迫力ある中低音とクリアな高音のバランスを取りつつ最適なチューニングを施したとしている。

CW-L12aEXは同じドライバー構成で、アッセンブリ基板を廃して音質に影響のあるプリント配線を無くし、高音質フィルムコンデンサ仕様としたモデル。これにより音のディテールが更に鮮明になり、より見通しの良い再生音を実現するとのことだ。両製品の詳細はこちら


JAPAEAR

JAPAEARはJAPANイヤホン製造によるブランド。今回は新製品「JE-555」「JE-111」を披露した。12月末の発売を予定しており、555が3万円前後、111が1万円前後となる見込み。

JE-555

JE-111

どちらもφ10mmダイナミックドライバー1基で構成。再生周波数帯域は20〜40,000Hzで、イヤホン内部に音筒がふたつあるという特許出願中の構造を採用しているのが特徴だ。

両機の違いは音のチューニング。555はフラット寄り、111は中高域にフォーカスした音づくりになっているという。


センサフォニクス

同社は「アーティストの聴力を守る」を理念に、音楽リスニングではなく純粋にステージモニター用のカスタムIEMを製作しているメーカー。しかし、余計な味付けのないサウンドを好むユーザーから好評を得ているという。

同社のカスタムIEMのシェルはシリコン製

カスタムIEMのラインナップは3種類。ベーシックな「Prophonic 2xs」は2001年から販売をおこなっており、いまだに現役だという。「そもそも、聴覚心理などに基づいて『その場で音を聴いたときにどう聞こえるか』というのを再現できるよう、理論的な製品づくり、音づくりを行っている。なのでそれを実現したモデルは発売から時間が経っても価値が変わらない」(同社大八木氏)。

また、110〜130dB以上になると音が歪むように作っていることも特徴。大音量が出ないようにし、アーティストの耳を守っているとのこと。

現在の主力は「Prohonic 2Max」。こちらは2xsよりもインピーダンスが低く、無線モニターが多い現在のステージ環境にもマッチするのだという。


普段自分がどのくらいの音量で音楽を聴いているのかdBチェッカーを試すことができる
ブースでは、同社が製作するdBチェッカーも用意。普段自分がどのくらいの音量で音楽を聴いているのか数字で確認することができるようにし、難聴防止への啓蒙も行っていた。


関連記事