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「ワイヤレスサラウンド」機能などに新対応

ソニー、テレビの下に敷くボードタイプシアターシステムに機能強化した新モデル「HT-XT2」

公開日 2016/08/30 13:06 編集部:小野佳希
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ソニーは、テレビの下に敷いて使用するボードタイプのシアターシステム新製品として、「ワイヤレスサラウンド」やハイレゾ音源再生などに新たに対応させた「HT-XT2」を9月10日より発売する。オープン価格だが35,000円前後での実売が予想される。

HT-XT2

2014年に発売した同社初のボードタイプモデル「HT-XT1」(関連ニュース)の後継機にあたる2.1chシアターシステム。上記の「ワイヤレスサラウンド」やGoogle Castへの対応を始めとしたネットワーク機能強化を図るなどしている。なお、多くの新機能が同時発表の「HT-CT790」と同等だが、本機は4KおよびHDR信号のパススルーには非対応。

設置イメージ

同時発表の「HT-ZR5P」やBluetoothスピーカー“h.ear go”「SRS-HG1」および「SRS-ZR7」をワイヤレスで接続して、マルチチャンネルのリアスピーカーと利用できる「Wireless Surrond」に新対応。スマートフォンアプリ「SongPal」を用いて、サブウーファーもリアスピーカーもワイヤレスのリアルサラウンド環境を構築することができる。

別売のBlutoothスピーカーなどを本機とワイヤレス接続してマルチch環境を構築可能

また、「Wireless Multi-room」にも新たに対応。同機能対応の他スピーカーや本機を組みわせて複数のスピーカーで同じ音楽を再生できる。

ワイヤレスマルチルームにも対応

本機のスピーカー自体はハイレゾ対応ではないが、USB端子を新たに備え、USBメモリー内などのハイレゾ音源の再生は可能になった点も従来機からの進化ポイント。PCM変換となるが最大5.6MHz DSD再生に対応する。

底面

最大でSBCの約3倍のデータ量を伝送できるBluetoothコーデック「LDAC」にも新たに対応。96kHz/24bit相当のデータ量もワイヤレス伝送して再生できる。加えてGoogle Castにも対応し、Tuneinなど各ミュージックサービスを直接受信して再生できる。

背面端子部

そのほか、設置できるテレビの耐荷重が従来の30kgから40kgへと向上。スピーカーもフルレンジから2ウェイへと変更している。なお総合出力は170Wで変わっていない。

接続のシンプルさを優先させ、あえて今回からHDMIは入力端子を省略し、出力端子1系統のみへと変更。HDMI出力でテレビと接続し(音声はテレビからARCで本機へ出力)、そのほかの機器との接続はテレビ側の端子を利用することを想定している。また、DTS-HDマスターオーディオやドルビーTure HDなどのロスレス音声への対応も今回から省略している。

そのほかデジタルアンプ「S-Master」や「S-Force Pro Front Surround」を従来から引き続き採用。BluetoothではNFCにも引き続き対応している。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンル完結型ホームシアターシステム
  • ブランドSONY
  • 型番HT-XT2
  • 発売日2016年9月10日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格35,000円前後)
【SPEC】●実用最大出力:170W(フロント…35W+35W、サブウーファー…100W) ●使用ユニット:フロント…トゥイーター:20mmバランスドーム型/ウーファー:アコースティックサスペンション型,40×100mmコーン型、サブウーファー…Built-inタイプ,バスレフ型,120mmコーン型 ●入出力端子:HDMI出力1、光デジタル音声入力×1、USB、LAN ●Bluetooth対応コーデック:LDAC/SBC/AAC ●消費電力:約40W(待機時 約0.5W以下) ●外形寸法:約720W×80H×325Dmm ●質量:約8.5kg