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世界に2基しかない試作機が登場

<ポタ研>Westone、プロ用の“アンビエント”イヤモニ「AM PRO 10」を日本初公開

公開日 2016/02/13 13:23 編集部:杉浦 みな子
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フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポータブルオーディオ研究会 2016冬(ポタ研)」が中野サンプラザで開催された。テックウインドのブースでは、先日のNAMMで発表されたWestoneのプロ用イヤモニ“AM Pro Series”が参考出展されていた。日本での実機公開は今回のポタ研が初となる。

AM PRO 10(試作機)

AM Pro Seriesはカスタムではないユニバーサルタイプのインイヤーモニターで、「AM PRO 30」「AM PRO 20」「AM PRO 10」の3機種をラインナップしている。それぞれ搭載するBAユニット自体は同一だが、ドライバー数が異なっており、AM PRO 30は3基、AM PRO 20は2基、AM PRO 10は1基を備えている。今回のポタ研では、1ドライバーのAM PRO 10のみ公開されていた。

今回のイベントではAM PRO 10(試作機)のみ公開された

会場に用意されたAM PRO 10は試作機で、NAMMで公開された機体と同じもの。後述するSLEDテクノロジーユニットのカラー別にレッドとグリーンの2基を出展していたが、製品化の際には同部分がオレンジ1色になる予定だという。なお、現時点で本機の実機は全世界でこの2基のみ。

シリーズ共通の特徴としては、Westoneとして初の「アンビエント機能」を搭載していること。ハウジングに穴を設けることで、ステージ上のミュージシャンがモニタリングしながら周囲の音も確認できるようにする構造で、筐体表面にある“Wマーク”が入った「TRUオーディオフィルター」がそれに該当する。

AM PRO 10の構造

表面の“W”マークが「TRUオーディオフィルター」。内部に透けて見える赤いユニットが「SLEDテクノロジー」。製品化の際にはここがオレンジ色になる

なお、一般的なアンビエント型イヤモニは周波数レスポンスを下げてしまう傾向があったが、AM Pro Seriesでは独自の「SLEDテクノロジー」を搭載することで、周波数レスポンスを下げることなく、周囲の環境音とインイヤーシグナルを繋げられるようにしたという。同社のイヤープロテクター製品で培った技術を投入している。

そのほか、本体はリケーブルに対応しており、プラグ部はMMCXコネクターを採用している。

AM Pro Seriesは、3機種ともグローバルで今春の発売を予定しており、日本でも同時期の発売を見込んでいるとのことだ。価格は未定。

その他、テックウインドが取り扱う「スマートUSBチャージステーション」もアピール。ポタアンやスマホをたくさん充電しておける

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