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S20は2基ドライバー、S10は1ドライバー構成

Westone、約3.4万円から作れるカスタムIEMの入門機「Westone S20/S10」

公開日 2015/08/20 14:12 編集部:小澤貴信
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テックウインドは、Westoneのカスタムイヤホン(カスタムIEM)の新製品として「Westone S20」「Westone S10」を8月21日より発売する。

・「Westone S20」 ¥OPEN(市場想定価格48,000円前後)
・「Westone S10」 ¥OPEN(市場想定価格34,000円前後)

Westone「Sシリーズ」

WestoneはカスタムIEMとしてハイエンドモデル「ESシリーズ」(関連ニュース)をこれまでラインナップしていたが、新たに価格を抑えたエントリーモデルとして、全く異なったコンセプトを持つ「Sシリーズ」を投入する。

Sシリーズはスケルトンカラーを採用。耳型採取など製作工程に一部デジタル処理も採用した“デジタルスキャニングプラットフォーム”を用いたフルアクリルモデルとなる。SEC ASIAやポタフェスなどで、Westoneは3Dスキャンによる耳型採取のデモも披露しており(関連ニュース)、こうした技術が本機に用いられると予想される。

ラインナップにはBAドライバー1基搭載(フルレンジ×1)の「Westone S10」と、BAドライバー2基搭載(低域×1、高域×1)の「Westone S20」の2機種を用意。BAドライバーはこれまでの各モデルにも搭載されたWestoneの独自BAドライバー。「ドライバー数は少ないながらもピュアでクリア、そして暖かい“Westoneサウンド”をしっかりと継承している」とのことだ。

イヤホン部はドーナツのような特徴的な形状。その形と素材から軽量でコンパクトなつくりが可能になっている。またフルアクリルながらも装着感が考慮され、日常使いにも最適としている。「コンパクトなボディはWestoneの補聴器などのヒアリングケアプロダクトなどから培われた技術と経験により実現した」という。

なおカスタムIEMながら非常に価格が抑えられているが、素材をフルアクリルとした点や、補聴器技術を全面的に応用したことがコストダウンに繋がっているとのことだ。

ケーブルは上位機種ESシリーズと同様にタッチノイズを抑えたEPICケーブルを採用。MMCXプラグ採用によりリケーブルにも対応する。クリーニングツール、専用ケースも付属する。

カラーはクリア、スモーク、レッド、ブルー、オレンジ、グリーンの6色を用意。左右の色をそれぞれ変えてのオーダーも可能となる。

「Westone S20」は再生周波数帯域が20Hz〜18kHz、インピーダンスが33Ω@1kHz、入力感度が117dB、パッシブノイズ減衰が25dBとなる。

「Westone S10」は再生周波数帯域が20Hz〜16kHz、インピーダンスが27Ω@1kHz、入力感度が114dB、パッシブノイズ減衰が25dBとなる。

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  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドWESTONE
  • 型番Westone S20
  • 発売日2015年8月21日
  • 価格¥OPEN(市場想定価格48,000円前後)
【SPEC】●ドライバー:バランスド・アーマチュア・ドライバー×2(低域×1、高域×1) ●周波数特性:20Hz〜18kHz ●入力感度:117dB SPL@1mW ●インピーダンス:33Ω ●オーディオ入力:3.5mmステレオ ●ケーブル長:132cm
  • ジャンルヘッドホン(単体)
  • ブランドWESTONE
  • 型番Westone S10
  • 発売日2015年8月21日
  • 価格¥OPEN(市場想定価格34,000円前後)
【SPEC】●ドライバー:バランスド・アーマチュア・ドライバー×1 ●周波数特性:20Hz〜16kHz ●入力感度:114dB SPL@1mW ●インピーダンス:27Ω ●オーディオ入力:3.5mmステレオ ●ケーブル長:132cm