AKシリーズ用リケーブルの発売も検討

<ヘッドホン祭>クリプシュ、新フラグシップ「X20i」など新製品群を試聴可能。発表会で特徴解説も

編集部:小野佳希
2015年10月24日
ヘッドホン関連メーカーが集う「秋のヘッドフォン祭2015」が開幕。フロンティアファクトリーはクリプシュの新フラグシップイヤホン「X20i」などの新製品群を展示。担当者が製品の特長や詳細を紹介する発表会も行った。

Klipschのブース

試聴用に展示されたのは、ハイレゾ対応仕様のフラグシップイヤホン「X20 i」のほか、「XR8i」「X6i」「R6 On-Ear」「R6i On-Ear」といった製品群。「X12i」はないものの、3日前に発表したばかりの新モデルをさっそく試聴できるようになっている。

X20 i

フロンティアファクトリー代表取締役の奥田哲生氏は、「日本ではX10やX11など上級機が人気だったが、この秋、いきなり型番の数字が20に飛んだ(※数字が大きいほどハイエンド機)。我々がこういうスペックのものをリクエストし続けてやっと実現できたモデルだ」とX20iについてコメント。「最高峰のものを日本の皆様にお届けできるということで非常に喜んでいる」とあいさつした。

フロンティアファクトリー 奥田氏

クリプシュイヤホンの新たなフラグシップ機となる「X20 i」は、新開発のバランスド・アーマチュア型スーパートゥイーター「KG-125」と、バランスド・アーマチュア型ウーファー「KG-926」を組み合わせた2ウェイ構成。「KG-926」ドライバーは、従来機で言えば「X10」や「X11i」に搭載されていたもの。これにスーパートゥイーター「KG-125」を組み合わせることで、5Hz〜40kHzまでの周波数をサポートする“ハイレゾ仕様”を確保した。

X20の内部構造

製品説明を担当した菅野豊氏は、「KG-926」ドライバーについて「5KHz〜19KHzの周波数特性を持っていて中低音域に強い。クリプシュのなかでの最高品質のドライバー」だと紹介。1kHz〜40KHzをカバーする「KG-125」と組み合わせた構成であることを改めて説明する。

フロンティアファクトリー 菅野氏

「KG-926」の解説

この両者をつなぐ存在となるのが、Sonion社のAcuPassテクノロジー。ウーファーモジュールの一部にAcuPass技術に基づいたローパスフィルターを搭載することでウーファーとトゥイーターの干渉を最小化し、より良い帯域幅とスムーズなレスポンスが得られるという。

AcuPass技術による2Wayを採用

「KG-125」の解説

なお、菅野氏は「通常の2Wayでは、クロスオーバーの中心地で出力が低下し、それは音楽にとっては不自然な音になる。ナチュラルな音を追求するクリプシュとしては容認出来ないのでこれまではシングルBAでやっていた部分もある」とコメント。しかし今回はAccPass技術によってスムーズにドライバーを切り替えられるため2Wayにした」と言葉を添えた。

「XR8i」もAcuPass技術による2Wayを採用

耐久性を向上させつつノイズもより低減したという新開発のReferenceケーブルは着脱式で、コネクター部はネジ式で同軸のSSMCXコネクターを採用。SSMCXコネクターは、従来のMMCXコネクターよりも約35%小型化しており、ケーブル交換や修理がより簡単に行えるとしている。

X20iのケーブルは着脱式。リモコン部を境にケーブルが分かれるという少し珍しいタイプ

発売時期は未定だがバランスモードタイプのケーブルも発売を予定していることも発表されていたが、菅野氏はこれがAstell&KernのAKシリーズとの接続を想定した2.5mm4極のものであることもアナウンス。加えて、リモコンがついていないケーブル、スマートフォン用マイクリモコン付きケーブルの発売を検討していることも明かした。

X12iの内部構造


XR8i

XR8iの内部構造


X6i

X6iの内部構造


XR6/XR6i。違いはiPhone用マイクリモコンの有無

XR6iの特徴


XR8iやXR6などが採用する「KG-723」ドライバーの解説

XR8iやR6/R6iが採用する「KG-065」ドライバーの解説


各モデルの採用ドライバー比較表

従来機も含めた各モデルの位置付け
なお、新製品群は本日24日より予約を開始。またX20i購入者にもれなくe-onkyo musicのクーポン3,000円分をプレゼントするキャンペーンも11月13日から2016年1月31日まで実施する。

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