高品位オーディオソリューションを拡張

DTS、アイビクイティ・デジタル社を約1億7,200万ドルで買収

編集部:伊藤 麻衣
2015年09月18日
米DTS,Inc.は、アイビクイティ・デジタル社を約1億7,200万ドルで買収する最終契約を締結したことを発表した。

アイビクイティ・デジタル社(iBiquity Digital Corporation)は、HD Radio技術の独占的開発者およびライセンサー。同社が有するAM/FMラジオ放送をアナログからデジタルにアップグレードするための技術は、米連邦通信委員会(FCC)からの認可を受けた唯一のものとなっている。

なお、同社のテクノロジーは2014年に米国で販売された車の約35%に装備されており、DTSは今後、北米の車両の大多数にHD Radioが装備されると予想している。

DTSの会長兼最高経営責任者であるジョン・カーシュナー(Jon Kirchner)氏によれば、今回の買収はネットワークに接続されたエンタテインメントバリューチェーン全体において、「イマーシブで究極のサラウンド体験を実現する」という同社の戦略をさらに展開していく狙いによるもの。また、既存の技術やコンテンツ配信ソリューションをさらに拡張しつつ、大規模な自動車OEM市場における同社の地位を強化することが可能だとしている。

同氏は、「ユーザーは車内においても高音質を求めており、また、スクリーンや高度なエンターテインメントシステムを搭載した車が増えている中、DTSがHD Radio技術へのアップグレードから利益を得る機会も大幅に拡大しています。才能豊かなアイビクイティ社のチームをDTSファミリーに迎えられることをとてもうれしく思っています」とコメント。

今回の買収を受け、アイビクイティ社の社長兼CEOであるボブ・ストラブル(Bob Struble)氏は、「高品位オーディオ分野において真のパイオニアであるDTSと一緒になることをとてもうれしく思っています。DTSは同じような考えを持つパートナーであり、我々の画期的なHD Radio技術がDTSのソリューションポートフォリオに加わることを楽しみにしています。今回の発表は、我々の社員やお客様にとってエキサイティングな展開をもたらすとともに、会社が融合することでより大規模なスケールメリットやリソースの強化を実現することで、彼らにより大きな利益を提供できます」とコメントしている。

なお、買収手続きの完了は2015年後半を予定している。

【問い合わせ】
dts Japan(株)
TEL/03-5365-3780

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