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4K AQUOSキャッシュバックキャンペーンで買い替え促進も

シャープ、4Kテレビや家電の販売戦略を説明 −「目の付け所がシャープな製品を次々と投入」

2015/06/18 編集部:小野佳希
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シャープは、同社製品に対する国内営業の取り組みについての記者説明会を開催。4Kテレビ“AQUOS 4K NEXT”など、各種製品やエネルギーソリューションの販売促進方針を説明した。

AQUOS 4K NEXT

同社ではまず、BtoC、エネルギー、BtoBそれぞれのチャネル特性とビジネスモデルに応じた営業体制の再強化を図ると説明。BtoCでは、“AQUOS 4K NEXT”(レビュー記事)によるアクオスの新たな価値を提案するとともに、プラズマクラスター製品やコードレスサイクロン掃除機などの家電によって快適で健康な暮らしを提供できることを訴えていくという。

各分野に応じた営業体制の強化を図る

同社執行役員 国内営業本部長の宮永良一氏は、ロボティクスやヘルスケアといった新規事業にも今後は注力していくとコメント。上述のBtoC、エネルギー、BtoBにこの新規事業を加えた4分野で、顧客へダイレクトに到達するプロモーションを行い、「目の付け所がシャープな製品を次々と投入していく」とした。

シャープ 宮永氏

また、IoTで様々な製品がインターネットにつながる時代であることをビジネスチャンスと捉える、同社が培ってきた技術を活かして「人と家電との新たなつながりを実現するクラウドサービスを提供していく」と紹介。「その中核となるのがテレビだ」と続ける。

4つの分野それぞれに応じた取り組みで事業強化を狙う

その液晶テレビについては、先日発表し7月10日からの発売を控える“AQUOS 4K NEXT”「LC-80XU30」ついて言及し、「4Kフラグシップにふさわしいモデルであり、すでに多くの反響を頂いている」とコメント。きゃりーぱみゅぱみゅさんを起用したプロモーションを行っていくこと(関連ニュース)にも触れながら、「話題づくり、認知度向上、需要喚起につながるトータルプロモーションを継続的に行い、アクオスブランドの強化を図っていく」とした。

リビング、ダイニング、キッチンと様々な視聴位置を想定した距離から製品を確認できる店頭展開も行う

また、シャープエレクトロニクスマーケティング 専務取締役の居石勘資氏は、テレビのプロモーションについて、4Kテレビ購入者に対して行ったアンケート調査の結果を紹介。大画面へのインチアップが顕著なこと、リビングへの設置が圧倒的多数なこと、画質への満足度が高いこと、さらに音質面でも満足度が高いという結果になったという。

シャープエレクトロニクスマーケティング 居石氏

アンケート調査の結果などを紹介

これを受けて同社では「4K時代のリビングテレビ選び 5つのポイント」として「リビングに最適な画面サイズ」「大画面でもきれいな高精細」「自然な色で楽しめる」「明るいリビングでも見やすい」「音質にもこだわっている」テレビを選ぶようアドバイスするPOPなどを作成。店頭プロモーションなどに使用していく。

製品の進化ポイントなどをちゃんと伝えられる営業活動を行うとした

テレビ選びにおける5つのポイントを設定して同社製品をアピール

加えて、キャッシュバックキャンペーンも実施。XU30ライン/US30ラインの購入で2万円、U30ラインの購入で1万円をキャッシュバックするキャンペーンを8月15日購入分まで展開する。「お客様は10年で液晶テレビを買い換えるものだと思っていたが、実際にはなかなか買い替えていただけていない。キャンペーンでお客様の背中をちょっと押してあげることで買い替えを促進したい」とした。

国内コンシューマ市場は特需とその反動の繰り返しだと説明


エネルギーソリューションの取り組みについて説明したシャープエネルギーソリューション社長の眞鍋政尚氏

そのほか、冷凍室を大きくして冷凍食品をストックしやすくした冷蔵庫など、財布のヒモを握る女性を意識した製品開発やプロモーションを展開すると説明

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