HOME > ニュース > この秋上陸、映像配信の巨人「Netflix」本国VIPが語る日本市場攻略

日本初の対応テレビが今日発売

この秋上陸、映像配信の巨人「Netflix」本国VIPが語る日本市場攻略

公開日 2015/02/20 10:24 折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

Netflixの「テクノロジーイノベーション」

「Netflix」は自社のサービスにあたり2つのイノベーションを打ち出している。

一つ目は「テクノロジーのイノベーション」だ。

映像配信サービスと聞くと、PC向け、スマートTV向け、スマートフォン向け、あるいはそれらすべてに対応したものと認識されていることだろう。だが、Netflixの考え方としては「スクリーンが付いていて、インターネットに繋がるデバイスのあらゆるもの。そして、スクリーンがなくてもインターネットに繋がるものすべてに対応する」というのが基本的なスタンスだ。

Netflixを利用できる機器を拡大させている

当初はPCでのストリーミングの映像配信を始めていたのだが、リビングルームへの進出を図って米ROKUのSTBでのサービスを開始。さらにはBDプレーヤー、ゲームデバイスなどにも対応デバイスを広げ、ありとあらゆるメディアデバイスで使えることを目指している。

実際の利用割合については 現在の最もメジャーな視聴デバイスは、リビングで使う事を想定した薄型テレビやBDプレイヤーといった、いわゆる「10フットデバイス」だ。

「デバイスは時代によって変遷している。3年前はゲーム機が最も重要な視聴デバイスだったが、テレビがネットと繋がるようになったので、ゲーム機の利用は減り、スマートTVでの利用時間が増えている。また、PC/Macの時間も減ってスマートフォン、タブレットの割合も上がっている」(SCOTT氏)。

なお技術的なポイントとして、あまり知られていないことだが、バックグラウンドにAmazonのクラウドも早期から採用している。また、薄型テレビに「Netflix」の専用ボタンの搭載を推進。今や米国のプライムタイムの全インターネットトラフィックのうち3分の1がNetflixというのだから、その影響力が凄まじいことがわかるだろう。

もう一つはビッグデータの活用だ。NetflixではABテストを行い、デバイス上でどんな操作をしたか、ユーザーがどんなコンテンツをしているのか、という情報を常に蓄積し、そのサービスの改善に向けて研究をしているのだという。

薄型テレビへの実装については、Netflixへの対応を謳うためには、専用の「Netflix」ボタンの搭載がルールとなっている。このボタンについて東芝の本村氏は「ボタンがあることによって、必ず使っていただけると思っています。Netflix側の全世界共通ルールとして、スタンバイ時にNetflixボタンを押すと、電源も立ち上がる仕様になっている」とのことで、電源を入れた直後から「Netflix」を観られるようになっている。

Netflixの日本市場参入をアピール

「Netflix」の実装については、スマートTVやゲーム機などデバイスによってプラットフォームが異なるため、HTMLを利用する方法と専用に作り込む方法の、2通りが用いられている。東芝のレグザについては後者(専用の実装)が用いられており、Netflix側からメーカーへの仕様のリクエストも行われ、組み込まれているということだ。

ちなみに、東芝のレグザシリーズの米国モデルはNetflixに対応しているが、日本で売られている現行モデルの対応について「現在発売中のモデルはボタンが付いていないので、メーカーサイドとしてはコメントしづらい。リモコンに専用ボタンが付いているというのがNetflix側のルールであるため、今後の新モデルでは対応する」(本村氏)とコメント。なお、アプリケーション対応は「もしNetflix側との協議の上で合意が得られれば検討する」(本村氏)と、現時点での明言は避けた。

次ページ「Netflixドラマ」を始めとしたコンテンツの革新

前へ 1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック