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Netflix、日本で2015年秋にサービス開始 − 4K配信も実施

公開日 2015/02/05 09:57 ファイル・ウェブ編集部
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米Netflixは、2015年秋に日本でサービスを開始すると発表した。

Netflix

Netflixは定額制で映画やドラマなどの映像コンテンツを楽しむことができるサービス。テレビやスマートフォン、タブレット、PCなどで利用可能。世界50カ国近くでサービスを展開しており、全世界で5,700万人以上の会員がいる。米国では月額9ドルでサービス展開を行っている。

Netflixは日本において、HDコンテンツだけでなく、4Kコンテンツも配信するとアナウンスしている。ローンチ時点で、日本のテレビや映画の「強力なセレクション」(同社)を配信するほか、Netflixオリジナル制作の「マルコポーロ」「Sense8」、「Marvel’s Daredevil」、アカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー「Virunga」などのコンテンツも配信するとしている。

日本でのローンチ時点では、スマートテレビ、タブレット、スマートフォン、インターネット接続が可能なSTBなどで利用が可能となる見込み。日本での価格や番組編成、また詳細なサポート機器などは後日発表される。

NetflixのCEOであるReed Hastings氏は、「日本は豊かな文化と、名高い創造的な伝統を持っている。アジアに我々の事業を広げていくことで、人々がどこにいても、好みの映画やテレビ番組にアクセスできるようになる」とコメントしている。

今後Netflixは、電機メーカーや日本の映画・テレビクリエーターとの緊密なパートナーシップを構築するため、まもなく東京に地域オフィス、Netflix Japanを設ける。Netflix Japanのゼネラル・マネージャーには、2013年からチーフ・ストリーミング・アンド・パートナーシップ・オフィサーを務めているGregory K. Peters氏が就任する。Peters氏は日本語を話せ、エール大学で物理と天文学の学位を取得した人物。2008年からNetflixで働いている。

Peters氏は、「Netflixを日本に導入するのは光栄なこと。コンシューマーに満足してもらえるようハードワークする」とコメント。「日本にお住まいの方はすぐに、世界中の偉大なエンターテイメントへ安い月額課金でアクセスできるようになる。また一方で我々の5,700万人以上の会員は、日本の偉大な映画やテレビ番組を見ることができるようになる」とも述べている。

Netflixは買い付けたコンテンツを配信するだけでなく、近年では自社制作のコンテンツを強化し、ユーザーを引きつけている。高画質化も牽引しており、米国では2014年夏から4Kコンテンツの配信を開始した。

「日本で近日中にご利用いただけるようになります」と表示される

さらに同社は、今年中にHDR(ハイ・ダイナミックレンジ)コンテンツを配信する予定であることも、今年1月のCESで発表している。

Netflixは現在、グローバル展開を加速させており、2016年末までにグローバル進出を完了させる計画。この3月にはオーストラリアとニュージーランドでサービスを開始する。

なお現在Netflixにアクセスすると、「日本で近日中にご利用いただけるようになります」と表示される。

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