クロストークが2%まで減少

東芝、裸眼3Dと高画質2D表示を切り替えられる新液晶レンズ技術

ファイル・ウェブ編集部
2014年12月28日
(株)東芝は、裸眼3D表示と高精細な2D表示を切り替えられる液晶レンズ技術を開発した。

開発した液晶レンズ技術は、2D表示時に画質劣化が無く、また3D表示時の輝度低下もない “液晶GRINレンズ方式” を採用。GRINレンズは「Gradient-Indexレンズ」の略で、液晶セルに電圧を加え、レンズ状に屈折率を変える。

この液晶GRINレンズ方式では従来、液晶レンズ境界付近に液晶分子の異常配向が発生し、これがクロストークの原因となっていたが、今回開発したレンズ技術では、液晶分子の配向方向とレンズ方向の角度を、液晶パネルの出射偏光方向に対して最適化。これによって従来5%以上あったクロストークが2%まで改善した。

同社は従来から、グラスレス3D技術を搭載した4K液晶テレビ「55X3」や、グラスレス3DノートPCなどを発売してきた。

今回開発した液晶レンズは15型4K液晶パネルに対応しており、同社は「医療や産業用など高精細な裸眼3D表示が求められるB2B用途に向けた早期の実用化を目指す」としている。なお、本技術は2015年1月6日から米ラスベガスで開催される「2015 International CES」に参考展示される。

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