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HDAM-SA回路採用プリアンプを新搭載

マランツ、旗艦AVプリ「AV8802」。ドルビーアトモス対応/フルディスクリート電流帰還型プリ採用

2014/12/18 編集部 小澤貴信
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4基の32bitフローティングポイントDSPを搭載

AV8802はアナログデバイセスの32bitフローティングポイントDSP、第4世代「SHARC」プロセッサーを4基搭載。そもそも負荷が大きいドルビーアトモスの処理に加えて、アトモス再生時のフレキシブルなスピーカーセッティング、さらには同時にAudysseyによる11.2ch分の音場補正を行うことを可能とした。

32bit DSPを4基搭載している

ドルビーアトモス対応。フレキシブルなスピーカーセッティングも可能

最新AVプリアンプとしてドルビーアトモスにも対応。[5・1・2]、[5・1・4]、[7・1・2]、[7・1・4]、[9・1・2]のスピーカー配置に対応。トップスピーカーが設置できない場合にはフロント/リアハイトのスピーカーを利用して、さらにはワイドスピーカーを組み合わせてのアトモス再生も可能と、システム構成にあわせて柔軟なスピーカーアサインが可能となっている。また、ドルビーアトモス非対応のコンテンツを視聴する際にも、「ドルビーサラウンド」のアップミックス機能により、トップ/ハイトスピーカーを使った再生が可能となっている。

AV8802で再生可能なドルビーアトモスのセッティング一覧

豊富な出力端子。スピーカーアサインもフレキシブル

ドルビーアトモスをはじめ、DTS Neo:XやAudyssey DSXなど様々なサラウンドフォーマットにおけるフレキシブルなスピーカー配置を可能なのは、豊富なプリアウト端子を搭載しているから。AV8802は前述のようにXLRバランス、RCAアンバランスともに13.2ch分の端子を搭載するが、スピーカー配置に応じて各端子から出力する信号を自動的に割り振ることができるため、フロントハイト/ワイドも含めた柔軟なスピーカーセッティングが行える。

AV8802のドルビーアトモス設定画面

フレキシブルなセッティングでドルビーアトモスが楽しめることも特徴

Audysseyによる自動音場補正機能は、家庭向け最高グレードで、測定箇所を除けばIMAXシアターのクオリティに準ずる「Audyssey MultEQ XT32」を搭載している。また、Audysseyはドルビーアトモスにも対応し、トップ/ハイトスピーカーの音場補正も可能となっている。

Audysseyの最上位「MultEQ XT32」とドルビーアトモス再生を両立させたことも特徴

Audysseyの音場補正については、イコライジングを行うのではなく残響補正だけを行っているとのこと。測定箇所数を除けば、一部のIMAXシアターで採用しているものと同レベルの音場補正機能がAV8802には内蔵されている。

次ページアップデートでHDCP2.2にも対応予定

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